修養団伊勢青少年研修センター(伊勢市宇治今在家町)の所長を務める武田数宏さんが9月7日、新刊本「当たり前にありがとう」(モナ森出版)を出版した。
1958(昭和33)年、福島県生まれの武田さんは、淑徳大学(千葉市)社会福祉学部社会福祉学科を卒業後、1980(昭和55)年に修養団(東京都渋谷区)に勤務。1981(昭和56)年から同センターで青少年育成や社会人研修、指導者養成などに従事する。著書に2016(平成28)年「伊勢の杜にようこそ」、2018(平成30)年「当たり前にありがとう 心をみがき幸せに生きる70のメッセージ」(以上きれい・ねっと)がある。
同書は前作の在庫がなくなり増刷を検討する中で、出版社側の都合で増刷が難しくなったことを機に、内容を整理して新版として発刊した。武田さんは「前作は268ページあったが、神宮に関する記述は1作目に詳しく書いたことから割愛し、約160ページに再編集。中学生でも無理なく読めるよう平易な言葉に改稿し、価格も抑えた。Amazonなどで販売を始めると、すでに手元に残る在庫が200〜300冊ほどになっている」と話す。
同センターで長年多くの人々の心に寄り添ってきた武田さんは「特別なことではなく、朝目覚めること、呼吸ができること、温かいご飯を食べられること、家族と笑顔を交わせることなど、普段当たり前だと思っている日常の一つひとつが奇跡であり感謝に満ちている。当たり前のことを当たり前に伝えていない世の中だからこそ、読んでくれた人から『何気ないことなのに涙が出た』『当たり前のことにありがとうと思えた』と声をいただき、思いが届いたと感じている」と明かす。
価格は1,320円。
同センターを運営する修養団は1906(明治39)年2月11日、東京師範学校(現在の東京学芸大学)に在学中の蓮沼門三(1882~1980年)を中心とする学生たちによって創立された社会教育団体。2011(平成23)年に内閣総理大臣より公益財団法人として認可を受けた。初代後援会会長は渋沢栄一。創立100周年記念式典には上皇ご夫妻(当時は天皇皇后両陛下)、110周年には天皇皇后両陛下(当時は皇太子ご夫妻)が臨席され、120周年を迎えた今年は秋篠宮ご夫妻の臨席を仰いだ。