「2018-2019 FIM世界耐久選手権最終戦『コカ・コーラ』鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)」の優勝チームが7月28日21時50分、暫定でヤマハワークス「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」からカワサキワークス「Kawasaki Racing Team」に変更になった。
鈴鹿サーキット国際レーシングコース(1周5.821キロ)で行われた鈴鹿8耐。表彰式ではヤマハワークスが優勝チームとして表彰されたが、その後カワサキレーシングチームからの抗議があり、赤旗が出る直前の順位が正式順位となり、「Kawasaki Racing Team」を暫定で優勝チームとして発表した。暫定の準優勝は「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」、3位は「Red Bull Honda」。
レースは、最終ラップでカワサキレーシングチームがS字コーナーで転倒。時刻19時28分37秒にレッドフラッグが出て、各チームは8時間をまたいでピットイン。当初はピットインしたその時点での順位をもとに順位を決定し、表彰式を行った。
22時過ぎから行われた暫定の記者会見では、カワサキレーシングチームはすでにサーキットを離れており不在のまま行われた。その後、同チームのメンバーが遅れて入場するという事態になった。
カワサキレーシングチームは、「ホテルに帰ってジンでも飲もうと思っていたところに電話が入った。とてもがっかりしていたが、(優勝したと知らされ)ジェットコースターに乗ったような気分」と複雑な心境をあらわにした。
カワサキレーシングチームが正式に優勝となると、ワークスチーム18年ぶりの復活で、26年ぶり2回目の優勝となる。