「2019 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦 第51回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿」が11月2日・3日の2日間、鈴鹿サーキット国際レーシングコース(1周5.821キロ)で開催されている。
伊勢の2輪チーム「AKENO SPEED・YAMAHA(アケノスピード・ヤマハ)」(伊勢市小俣町)はST600クラスに、奈良県出身の南本宗一郎選手(6番)、沖縄県出身の仲村優佑選手(17番)、チームの監督を務める伊勢市出身の稲垣誠選手(19番)の3人が参戦する。
最終戦のST600には33人が出場。2日に行われた予選レースで南本選手はトップの「MOTO BUM HONDA」の荒川晃大選手(54番)に0.008秒差の2分11秒818のタイムをマークし2番手に付けた。稲垣選手は2分12秒781で8番手、仲村選手は2分14秒390で22番手。
19歳の南本選手は、 同シリーズST600クラスにフル参戦。4月7日の第1戦ツインリンクもてぎ、5月26日の第3戦スポーツランドSUGOを共に3位表彰台、6月22日・23日の第4戦筑波サーキットレース1、レース2を共に5位、9月1日の第6戦岡山国際サーキット6位、10月6日の第7戦オートポリスサーキット8位で全レースでポイントを稼ぎ、合計100ポイント獲得。ポイントランキングで35人中、4位と同ポイントの5位に付けている。
今シーズンの南本選手は、6月に鈴鹿で開催された「2019 FIMアジアロードレース選手権シリーズ 日本ラウンド」SS(スーパースポーツ)600クラスにスポット参戦し初優勝を飾った。昨年18歳で「8時間耐久ロードレース(通称=8耐)」に初出場し、チームをSSTクラス3位に導いたが、今年の8耐では練習走行中に転倒し、ひ臓圧迫、左肩甲骨骨折の重傷を負い出場を断念した。
南本選手は「8耐ではチームやスポンサー、応援していただいた皆さまに大変迷惑を掛けた。とても悔しかったが、出場していたら今日のレースには出場できていない状況だった」と打ち明ける。「マシンのセッティングも完璧で、体調も良い。明日の決勝レースはトップを狙っていきたい」と意欲を見せる。
11月3日のST600クラスの決勝レース(13周)は12時10分スタートの予定。鈴鹿サーキット開場は7時30分~。