「月兎舎(げっとしゃ)」(伊勢市馬瀬町)が12月1日、三重のローカル季刊誌「NAGI(凪)」No.79冬号を刊行する。
今号の特集は、三重県内の建築家や工務店主の自宅11例を紹介する。「湯谷建築設計」(伊勢市宮後)の湯谷紘介さんは、伊勢市の築46年の中古住宅をライトグレーのペイントで統一感を持たせた和モダンな住居に生まれ変わらせた。「共結(きょうゆう)」(伊勢市佐八町)の上村武敏さんは、重量鉄骨を使い天井高3メートルの居住空間のある家を建築した。
編集人の坂美幸さんは「普段は施主の夢をかなえようと住宅を設計している地域の建築家や工務店の社長は、一体どんな家に住んでいるのか、誰しも興味があるのでは。これから家を建てたい人、リフォームを検討中の人、建築やインテリアに関心の高い人に読んでほしい」と話す。
誌面ではこのほか、「海藻博士」の異名を持ち、現在鳥羽市の広報誌で「鳥羽・海藻文化革命 岩尾博士の海藻博物記」を連載している鳥羽市水産研究所(鳥羽市坂手町)職員の岩尾豊紀さんを紹介するほか、「神宮という宇宙」で伊勢神宮の営みを現代人に伝えようと、365日欠かすことなく行われている「日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)」も紹介する。
価格は720円。三重県内の書店などで販売している。