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伊勢神宮内宮前飲食店「ゑびや」 通行者1500人、AIで店舗再開の指標に

伊勢神宮内宮前飲食店「ゑびや」 通行者1500人、AIで店舗再開の指標に(写真は、店内の混雑状況をAIで可視化できるようにしたことを説明する平島優樹さん)

伊勢神宮内宮前飲食店「ゑびや」 通行者1500人、AIで店舗再開の指標に(写真は、店内の混雑状況をAIで可視化できるようにしたことを説明する平島優樹さん)

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 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け休業中の飲食店「ゑびや」(伊勢市宇治今在家町、TEL 0596-24-3494)の店舗再開は、AI(人工知能)センサーがカウントした店舗前の通行者数が片道1500人前後になった時に決まる。緊急事態宣言が解除された現在もまだ休業を続行している。

【その他の画像】店内の混雑状況を可視化できる大型モニター、店舗前に設置

 1912(大正元)年創業、伊勢神宮内宮(ないくう)門前町のおはらい町に店舗を構える創業108年の老舗。伊勢神宮宇治橋を出て右のおはらい町通りを歩いてすぐ右側の好立地を生かし長年にわたって参拝客に食事を提供する。

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 同店は2017(平成29)年7月から、AIを使った画像解析の仕組みを導入。店舗前にカメラを設置し、伊勢神宮方面へ向かう通行者数のカウントを開始し、その解析データや気温や降水量などの気象データなどを活用し、売上げ、利益率などを向上させた。その後、同店での実績を元にした「来客予測AI」など、飲食店向けのクラウドサービスの開発・販売・サポートを展開する「EBILAB(エビラボ)」(同)を2018(平成30)年6月に設立、12月から「来客予測AI」の販売を開始した。社長の小田島春樹さんは「現在、予測的中率は90%以上」と話す。

 同店は、新型コロナウイルス感染者の急増に対して国が緊急事態宣言を発令した4月7日よりも1日早い4月6日から休業。「4月5日に通行者数が1500人を切ったので休業を決断した。決断は、あくまでもデータに基づいたもの」と小田島さん。

 現在、伊勢神宮は4月29日から参拝時間を6時から15時まで(通常5~8月は5時~19時)に時間短縮、周辺の駐車場を管理する伊勢市も同日から駐車場を閉鎖していたが、5月18日から宇治駐車場の一部(796台分)の営業を再開した。

 小田島さんは「三重県は5月14日に緊急事態宣言が解除されたが、その週の土曜の通行者数は186人、日曜日は516人。駐車場が再開した平日18日で427人だった。店舗再開のタイミングは、通行者数が1000人を超え始めてから、仕入れや仕込みなどの準備を開始し、1500人を超える頃になるだろう。しかしながら現時点では過去に計算できるベースのデータが無く予測AIは使えないので、いつ再開できるかは不明」と説明する。

 同店は再開に向けての準備として、店舗前に50インチの大型モニターを設置し、店内の混雑予測や混雑状況などが一目で分かる「混雑予測AI」を開発し導入する。大型モニターや自社サイトでソーシャルディスタンスを確保できるよう、混雑時を避けた来店を呼び掛ける。

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