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伊勢「ひもろぎの里」で植樹祭 日本青伸会が神宮の森で育ったヒノキ苗植樹

伊勢「ひもろぎの里」で植樹祭 日本青伸会が神宮の森で育ったヒノキ苗植樹

伊勢「ひもろぎの里」で植樹祭 日本青伸会が神宮の森で育ったヒノキ苗植樹

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 「日本青伸会(にっぽんせいしんかい)」(東京都千代田区西神田、TEL 03-3261-8565)が4月25日、毎年恒例の植樹祭を「ひもろぎの里」(伊勢市勢田町)で行った。

【その他の画像】「ひもろぎの里」で植樹祭

 同会は、青少年の育成を目指し、1943(昭和18)年に「屋船会」を組織したことから始まり78年。昭和22年に「屋船会」を発展解消し「青伸会」に改名。1976(昭和51)年に社団法人に、2012(平成24)年に公益法人となり現在に至る。

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 同会4代目理事長となる久本惠章(やすたか)さんは「1949(昭和24)年に行われる予定だった、伊勢神宮の社殿などを新しく建て替える第59回式年遷宮(戦後の混乱で4年遅れの1953(昭和28)年に斎行)で、屋根に使うカヤを作るため、度会郡小川郷村(現在の度会町川口)の約100万平方メートルの山を開拓することになった。1941(昭和16)年に全国の青少年団を統合してできた『大日本青少年団』から選抜された青年男女によって、1942(昭和17)年に『神宮萱地造成奉仕隊』が結成された。1年3カ月で延べ5万人以上の隊員によって、開墾からカヤの植栽に至るまでを遂行。カヤ地完成後、勤労奉仕で培った『奉仕・友愛・忍耐・進取』の精神を後世に伝えようと、奉仕隊に参加した全国約4000人で『屋船会』を結成したのが『日本青伸会』の始まり。敗戦の荒廃の中から立ち上がり今日まで貫いてきたものはこの『御萱地精神』」と話す。

 「日本青伸会」の主な活動は、1945(昭和20)年から行う年末年始の伊勢神宮のかがり火の奉仕「庭燎奉仕」、1978(昭和53)年から行う「ひもろぎの里」でのユースキャンプなど。「ひもろぎの里」での植樹祭は、1980(昭和55)年から毎年実施、伊勢神宮の森で育った苗木を植樹している。

 この日は、約50人の参加者が、新型コロナウイルス感染拡大防止を徹底しながら、マスク着用の上、ヒノキの苗木100本を植樹した。

 久本さんは「徳川宗敬(むねよし)さんが伊勢神宮大宮司を退官された後、当会の会長になっていただいた。徳川さんが、毎年『全国植樹祭』を行っている国土緑化推進委員会(現在の国土緑化推進機構)の理事長をしていたこともあり、『苗は伊勢神宮が用意するから植樹をしてはどうか』とご提案いただいたことをきっかけに、それから継続して毎年行っている。これからも継続していけるように会員を増やしていきたい」とも。

 同会の会員でもある歌手の桑名晴子さんは、キャンプで子どもたちに歌うことを教えたのがきっかけで20年以上、親子キャンプや子どもキャンプのスタッフとして参加する。

 桑名さんは「毎年40人前後のキャンプを行っている。多い時で98人が参加した年もあった。子どもたちは植樹やキャンプを通して、伊勢のこの『ひもろぎの里』の自然の中で親しむことで大きく成長していく」とほほ笑む。

 桑名さんは「兄の桑名正博もキャンプの度にミネラルウオーターを大量に送ってくれていた。病気が治ったらキャンプに参加したいと言っていたがかなわなかった」とエピソードも披露する。「とても素晴らしい場所なので私もずっとお手伝いさせていただいている。もっと多くの人に知ってもらい参加していただければ」とも。

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