コワーキング施設「神岳(かみだけ)テラス」(伊勢市神薗町)を運営する「UNICO(ユニコ)」(岩渕)が7月1日、「伊勢・度会周辺散策マップ」作成した。
同施設は、伊勢神宮外宮(げくう)の森の裏手に位置し、神岳の麓の山林の中に昨年4月にグランドオープンした。日本一の清流にも選ばれた宮川が近くを流れる。コワーキング施設のほかに、耕作放棄されていた棚田を整備し、自然豊かな環境を生かしたキャンプ場「神岳テラス キャンピングパーク」の運営も行う。現在22区画、計60人がオートキャンプやデイキャンプなどで利用できる。
マップには、壇ノ浦の戦いで源氏に敗れた平知盛が自害したとされる「久昌寺」(矢持町)にある蛇の形をした石「蛇石」や古くからお産の神様といわれている「赤井神社」(上野町)の「赤石」などを紹介する。
同施設支配人の谷崎朝美さんは「神岳テラスは伊勢市内にあるもののほぼ度会地域なので、神岳テラス周辺を中心に、伊勢・度会・玉城・多気を周遊したくなるようなマップを制作した。捨てられにくいZカードタイプで胸ポケットに入るコンパクトサイズ。伊勢市の観光案内所や掲載したホテルや店舗に置かせてもらい無料配布している。周辺地域の魅力を探求し発信していきたい」と話す。
谷崎さんは「現在、企業や団体の合宿や研修で利用してもらえるように準備を進めている。気軽に立ち寄っていただければ」とも。