ミキモト真珠島で広報マンだった井上達夫さんが工房と販売を兼ねた店舗「菓子工房ウェラボーヴ」(鳥羽市鳥羽、TEL 0599-20-0154)をオープンして、8月25日で1カ月がたった。
鳥羽に工房オープン「菓子工房ウェラボーヴ」 「ボシェル」と「あまさんサブレ」
井上さんは滋賀県長浜市出身で、ミキモト真珠島で29年間、主に広報業務を担当。絵を描くのが得意で井上さんが描いた絵は同社のポスターに採用され、今も真珠博物館に原画が展示されている。定年退職を2年後に控えた2022年3月に早期退職し、同年5月に菓子工房を伊勢市内に構えて創業。7月から真珠貝(アコヤ貝)をイメージした焼き菓子「ボシェル」の販売を始めた。店名は自身の名字「井上」から井戸の上を表す「WELL ABOVE(ウェラボーヴ)」と命名。
看板商品の「ボシェル」は、真珠を育むアコヤ貝の母貝(ぼがい)から「ボ(母)シェル」と名付けた。アコヤ貝の貝殻を粉末にしたパールカルシウムをはじめ、三重県産の小麦と卵、北海道産のバター、アーモンドプードルなどの素材を使い、アコヤ貝の型で焼き、真珠をイメージした銀色でコーティングしたチョコレート菓子(アラザン)を載せた。
「あまさんサブレ」はアコヤ貝を手に持った海女をモチーフにしたサブレで、真珠をイメージしたアラザンを付けた。パッケージには井上さんがデザインした海女や海藻、ウニ、伊勢エビなどのイラストをあしらった。
現在は鳥羽市内の土産店やホテルなど約20カ所に納品するほか、同店での直販、オンライン通販で展開する。井上さんは「第二の人生の夢が詰まった工房。手作りの菓子を一枚一枚焼き上げながら、遊び心あふれる新しい商品作りにも挑戦していきたい。伊勢志摩の新しい土産物として認知されるように頑張りたい」と話す。
価格は、ボシェル=1枚入り280円・2枚入り550円・5枚入り1,400円・8枚入り2,240円、あまさんサブレ=5枚入り1,200円。営業は土曜・日曜・祝日の10時~17時。