賢島を活性化させようと活動する市民団体「賢島塾」と「べんのや酒店」(志摩市志摩町)が12月3日、「伊勢志摩サミット(G7)」開催を機に、各国の首脳たちに三重の日本酒を飲んでもらおうと、特別な7銘柄を選ぶための「サミット限定酒」選考試飲会を「イワジン喫茶室」(阿児町)で開いた。
【その他の画像】「伊勢志摩サミット」三重の日本酒選考試飲会の様子
来年5月26日、27日、主要国首脳会議「伊勢志摩サミット」が志摩市の賢島で開催される。両者は三重の日本酒のおいしさを広くPRし、サミット晩餐会の席で各国の首脳たちに自分たちが選んだ三重の酒を飲んでもらいたいと企画。
この日は、地元飲食店やホテルの調理人、スタッフなど25人が試飲会に参加、県内35蔵ある内の15銘柄をブラインドテスト、5段階評価で選んだ。
同塾長の岩城悟さんは「願わくは、各国の首脳たちが僕たちの選んだ三重の酒を飲み、人と人としてお互いの関係性を強め、酒の力で陽気になり会話が弾んで議論が深まる手助けになれればこの上ない喜び(笑)」と話す。
同店の竹内伸樹さんは「今回の試飲会で選ばれた7銘柄を『伊勢志摩サミット限定酒』として認定し、『ISES-HIMA SUMMIT G7/M(イセシマサミット ジーセブン スラッシュ エム)』の限定ラベルを貼った統一パッケージで、サミット100日前の2月16日にブランド化し発売する予定」と意気込む。
試飲した日本酒「銘柄名」蔵元名(住所)は以下の通り。
「颯(はやて)」後藤酒造場(桑名市)、「月の真珠」稲垣酒造場(三重郡朝日町)、「天慶(てんけい)」早川酒造部(三重郡川越町)、「鈿女(うずめ)」伊藤酒造、「噴井(ふきい)」石川酒造、「三重の寒梅」丸彦酒造(以上四日市市)、「作(ざく)」清水清三郎商店(鈴鹿市)、「初日 神の穂」油正(津市)、「鉾杉(ほこすぎ)」河武醸造(多気郡多気町)、「瀧自慢」瀧自慢酒造、「天下錦」福持酒造(以上名張市)「義左衛門(ぎざえもん)」若戎(わかえびす)酒造、「るみ子の酒」森喜酒造場、「三重錦」中井酒造場、「半蔵」大田酒造(以上伊賀市)。