毎月1日、限定30個の幻の「ういろう」-伊勢神宮外宮朔日参りで

「朔日参り」を盛り上げようと、外宮にぎわい会議と虎屋ういろのコラボで完成した「朔日ういろ=清石ういろ」。毎月1日限定30個だけの幻のういろう。

「朔日参り」を盛り上げようと、外宮にぎわい会議と虎屋ういろのコラボで完成した「朔日ういろ=清石ういろ」。毎月1日限定30個だけの幻のういろう。

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 伊勢神宮外宮(げくう)周辺のまちづくり活動を行う市民団体「外宮にぎわい会議」(事務局、TEL 0596-27-2711)のメンバーが毎月1回だけ口にする「ういろう」がある。

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 「幻のういろう」は、同会が毎月1日に伊勢神宮に参拝する「朔日(ついたち)参り」を盛り上げようと虎屋ういろ(伊勢市宮後)の協力で完成したもので、「朔日ういろ」として毎月1日だけ販売する限定品。黒五と呼ばれる5種類の黒色の穀類(黒米、黒豆、黒ゴマ、黒カリン、黒松の実)の粉を混ぜ合わせ成型し、その上にまぶした黒豆を、伊勢神宮の正宮、別宮などの御垣内(みかきうち)に敷かれている黒い石「清石(きよいし)」に見立てたういろうとなっている。(別名=「清石ういろ」、メンバー間では「清石」と呼ばれている)。

 1997年3月設立の同会は、8月1日の朔日参りを浴衣姿で参拝しよう――と「外宮さんゆかたで千人お参り」を企画するなど、外宮周辺のにぎわいを取り戻そうと活動する。参拝後、情報交換も兼ねた朝食会を開くのが習慣となっている。

 新年度のスタートとなる4月1日は約30人のメンバーらが参拝し、その後「麺菜レストいちし」(伊勢市一志町、TEL 0596-24-0809)で朝食をとり、希望者に「清石」も分けられた。

 同会設立当初から参加する中村賢一さんは「昔ながらの伊勢の風習であった『朔日参り』を継承しようと、みんなで参拝をすることから始めた。毎月1日の朝6時30分に外宮前に集合する。そのうち何か名物になるものを作ろう――ということになり、『清石』が完成した。今は30個限定だが、基本的には一般の人も購入できるので希望の方は事前に申し込んでもらえれば。まずは一緒に『朔日参り』に行きましょう」と話す。

 「清石ういろ」は毎月1日に限り残りの数個を、近鉄宇治山田駅前の割烹「大喜」(伊勢市岩渕)で購入できる。価格は420円。

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