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「みえの木製品コンテスト」最優秀賞に子どもたちで作る木のジャングルジム

「みえの木製品コンテスト」最優秀賞に子どもたちで作る木のジャングルジム

「みえの木製品コンテスト」最優秀賞に子どもたちで作る木のジャングルジム

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 「みえの木製品コンテスト2024」の表彰式が2月5日、三重県庁で行われ、「くむんだー三重」(志摩市阿児町)の「みえの木組みジャングルジム『くむんだー』」が木工部門の最優秀賞に選ばれた。

【その他の画像】木で組んだジャングルジム「くむんだー」

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 「くむんだー三重」は、みんなで木と木を組んで作るジャングルジムを通して、近くの山の木を切り、製材した木を組むことで家ができることや、木のぬくもりや森林の大切さなどを楽しみながら知ってもらおうと活動。「くむんだー」は全国にネットワークを持ち、現在40以上の地域に広がっている。

 同コンテストは、三重県農林水産部森林・林業経営課が三重の森林を守り育て、県産材の利用拡大の一環で行っているもので、3年目を迎える。「家具・インテリア」「おもちゃ」「小物・雑貨」「木工」の4部門に53点の応募があり、最優秀賞、優秀賞、特別賞を選定した。

 受賞したジャングルジムは、1辺約2メートルの立方体の大きさで、子ども4~5人が1~2時間で組み上げる。完成したジャングルジムには大人が5~6人乗っても壊れないような構造になっている。

 代表の東原達也さんは「イベント会場で、組み立て始めると、みんな夢中になっていく。作っているときに出る音が会場に響くので、その音を聞いて子どもたちが次から次に集まってくる。『くむんだー』を始めて10年目になるが、最優秀賞の受賞は励みになる」と話す。

 「身近な材料、地域に伝わる技術、地域の人と育むこと。とても意義のある活動だと思っている。ジャングルジムは、大きさは全く異なるが、京都の清水寺の舞台と同じ木組み技術・貫工法を活用していることも知ってもらえれば。これを機会に木組みの技術に触れてもらい、『くむんだー』がより広く知ってもらえれば」と東原さん。

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