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いせ経2020年上半期PV1位は「オイルショック時のトイレットペーパー大量発見」

いせ経2020年上半期PV1位は「オイルショック時のトイレットペーパー大量発見」

いせ経2020年上半期PV1位は「オイルショック時のトイレットペーパー大量発見」

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 伊勢志摩経済新聞「いせ経」の2020年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、オイルショック時に備蓄した大量のトイレットペーパーが伊勢市で発見されたニュースだった。

【その他の画像】10位にランクインの「伊勢神宮宇治橋前大鳥居に虹」

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 ランキングは今年1月1日から6月30日までに伊勢志摩経済新聞が配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位は以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. オイルショック時に備蓄した大量のトイレットペーパー見つかる(03/04)

2. 「伊勢角屋麦酒」新型コロナで12万リットルのビール、タンクから動かず(04/11)

3. 伊勢の呉服店「いけべ」がマスク専門店 伝統織物の浴衣生地使用(04/10)

4. 多気町のシャープ三重工場でマスク生産 決定から約1カ月で製品化成功(04/09)

5. 伊勢の食品卸業者、給食余剰食材販売 休業中のパチンコ店駐車場を無償で借り(04/27)

6. 伊勢でもコロナ退散祈願の花火 伊勢神宮にほど近い五十鈴川上空に(06/02)

7. 南伊勢町田曽白浜に農耕用トラクター出現 活用方法にメーカーも驚き(06/15)

8. 伊勢にカフェ「Oisechan」 地元フルーツ使ったパフェと玉城豚のカツサンド(03/11)

9. 多気町・三重工場生産の「シャープブランド」のマスク 回線パンクで抽選に(04/26)

10. 伊勢神宮内宮大鳥居と宇治橋を包み込む大きな虹 コロナ終息の瑞兆か(06/12)

 「新型インフルエンザ等対策特別措置法(特別措置法)」に基づく、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための緊急事態宣言が4月7日7都府県に発令、同16日に対象が全国に拡大された。当初5月6日までとしていたがその後宣言期間を延長。同14日に39県で解除、同21日2府1県で解除、同26日に残る北海道・東京・埼玉・千葉・神奈川を解除し全面解除した。2020年の上半期は世界中がコロナに翻弄(ほんろう)された。

 2020年上半期のPVランキングは、コロナ感染防止のため外出自粛で在宅時間が増えたため自宅からのアクセス数が増加傾向になったことやコロナ関連のニュースに多くの関心が集まったことなどが要因となり、1位から6位、9位の7つがコロナ関連のニュースで占めた。

 コロナ禍でトイレットペーパーやティッシュペーパーが無くなるというデマが全国に広がり、それを報道するメディアが危機感をあおるニュースを流したため、2月から3月に掛けて全国の売り場からトイレットペーパーが一斉に消えた。ちょうど消えたトイレットペーパーが話題になっているタイミングで、昭和のオイルショック時に大量に買いだめしていたトイレットペーパーが伊勢市の倉庫から見つかったことをニュースにしたところ、話題を呼び、テレビでも紹介されたためアクセス数が急増。ランキング1位となった。

 2位は、外出自粛により経済活動が止まり消費されなくなった「伊勢角屋麦酒(イセカドヤビール)」12万リットルの在庫が動かないニュース。5位は、学校が休校となり行き場を失った給食用食材などを販売しフードロスを減らす取り組み。当時休業要請をしても営業を続ける全国のパチンコ店がテレビのニュースなどで取り沙汰される一方で、真っ先に休業し、パチンコ店の駐車場をドライブスルーの売り場として無償提供したこともも注目された。

 3位、4位、9位には、マスク不足による民間企業のさまざまな取り組みに注目が集まった。伊勢市の老舗呉服店が、高級浴衣の生地を使って手作りしたマスクのニュースが3位。ニュース配信後、店頭には長蛇の列ができ、3密を避ける対策に苦労していた。4位、9位には多気町で液晶ディスプレー工場として建設されたシャープの工場内でマスクの生産を開始し、その販売に関するニュース。全国的なニュースとなったことからも注目を集めた。

 6位のニュースもコロナに関連するニュース。コロナの終息を願う全国の花火師らがシークレットに企画し全国で一斉に打ち上げた花火は多くの人の心に響いた。

 7位にランクインした農業用トラクターを砂浜の清掃活動に利用するニュースだが、その後SNSのコメントなどで、日本では珍しいが海外のビーチではよく見る光景だと知らされた。田曽白浜のビーチクリーンの取り組みの素晴らしいところは、清掃活動に協力してくれた人にドリンクを1杯サービスするというもの。今後の問題は、ビーチがきれいになっていくとドリンク無料サービスが受けられなくなることをどう解消するかが楽しみだ。

 3月10日オープンのカフェ「Oisechan(おいせちゃん)CAFE」(伊勢市岩渕)のニュースが9位にランクインしたが、その後のコロナ感染拡大による自粛で、経営的にはとても厳しい状況だった。休業中は、従業員を仕入れ先の農家の協力で農作業の手伝いをしたり、テークアウトの販売に注力したりしながら、しのいだ。

 10位には伊勢神宮内宮(ないくう)の宇治橋前大鳥居に大きな虹が架かったニュース。コロナ禍で緊急事態宣言は解除されたものの、まだ閉塞(へいそく)感漂う世の中に明るいニュースとして提供することができた。伊勢神宮周辺を車で走行中、西の空が明るくなった。宇治橋前で虹の出現を待ち、一度は諦め帰りかけたところ、再び太陽の光が強く輝き始めた。Uターンして待っていると、はっきりと7色に光る虹が現れた。

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