鳥羽水族館(鳥羽市鳥羽、TEL 0599-25-2555)で12月17日、年末恒例の大掃除が行われた。
【その他の画像】鳥羽水族館 海水を抜いた水槽の底で逃げ回るトドの「キンタ」
この日は、トドやアザラシなどを飼育展示する、大きさ横16メートル、奥行き約13.5メートル、深さ約3.5メートルの「海獣の王国」水槽の大掃除を行った。約600トンの水を抜くと、飼育員10人がかりで、底にたまった汚れ、壁面やアクリル板についたコケなどをデッキブラシと高圧洗浄機を使ってきれいに洗い落とした。
「海獣の王国」には現在、トドの「キンタ」、カリフォルニアアシカの「リック」、ハイイロアザラシの「バルト」「ポポ」「カカオ」、ミナミアフリカオットセイの「ドン」の6頭(全て雄)を飼育している。
水のない水槽の底には、飼育員の掃除を横目で見ながら6頭が寝転んでいた。寝転んでいる場所を飼育員が掃除しようとすると、動物がホースにからまり作業がはかどらない場面もあった。体重約700キロの「キンタ」は高圧洗浄機から逃げ回っていた。
18日はフンボルトペンギン約50羽を飼育するペンギン水槽の大掃除を行う予定。
営業時間は9時~17時。入館料は、大人=2,500円、シニア(65歳以上)=2,200円、小人(小・中学生)=1,300円、幼児(3歳以上)=600円。