伊勢志摩を中心に三重県が舞台の映画「人生でいちばん影響を受けた本、それは銀行の預金通帳である~法定相続人~(仮)」のPRイベントが10月23日、イオンモール明和(多気郡明和町)で行われた。
【その他の画像】来年公開予定・オール三重ロケの映画「法定相続人(仮)」田中光敏監督トークイベント
同映画は、真珠養殖業を営む一家が育てた最高級の真珠を巡り、笑いあり涙あり、事実とファンタジーを交えながら「人の幸せの在り方」をコミカルに問いかける社会派ハートフルコメディ映画になるという。クランクインは来春、2023年の公開を目指している。
トークイベントは、同店の開業20周年祭に合わせて明和町と劇場用映画「法定相続人」製作実行委員会が企画。田中光敏監督が登壇し、新たに製作する映画について説明やロケハンなどで感じた三重について話した。
田中監督は「映画では、みんなの心の中にあるちょっとした欲が家の中の騒動になっていたり、お金を間に挟んだり、とても素晴らしい真珠を目の前にした時に、人というものはこんなに踊らされていくのか、本当の自分たちにとっての幸せは高価な真珠を手に入れることなのか、放棄することなのか、幻の真珠を育てたことなのか、その真珠が高額なお金になったことなのかと、人それぞれの価値観について考えさせる映画にしていきたい」と話した。
同委員会の橋爪吉生委員長は「映画を盛り上げるためにサポーター登録してもらい、この映画の制作を支援できる志摩市のふるさと納税にも協力してもらえれば」と呼び掛けた。