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伊勢・明野高生と南勢糧穀が共同開発した菓子「あらら」、販売1万袋達成

伊勢・明野高生と南勢糧穀が共同開発した菓子「あらら」、販売1万袋達成

伊勢・明野高生と南勢糧穀が共同開発した菓子「あらら」、販売1万袋達成

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 三重県立明野高校(伊勢市小俣町)生産科学科作物部門の高校生と穀物の販売とあられの製造販売などを手掛ける南勢糧穀(伊勢市上地町、TEL 0596-28-4410)が共同開発し昨年10月15日から販売するあられ菓子「あらら」が1月17日、1万袋を売り上げた。

【その他の画像】明野高校生と南勢糧穀が共同開発した「あらら」

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 同校の高校生が同校の水田で育てた酒米「弓形穂(ゆみなりほ)」を使って、河武醸造(多気郡多気町、TEL 0598-37-2037)と共同開発し昨年1月30日に、新ブランドの日本酒・純米吟醸酒「明野さくもつAS」(720ミリリットル入り、1,870円)を新発売した。同酒は人気を集め、完成した約1300本はあっという間に完売した。

 「あらら」は、日本酒の製造に使えない「等外米」となり捨てざるを得なかった米約240キロを再利用できないかと考え、あられ菓子を製造する同社に相談した。フードロス削減を目指してSDGsの推進と「三重ブランド」食材の活用をキーワードに、開発会議を進め、試食会を重ねて商品を完成させた。米は米粉に加工し三重県産もち米と混ぜて(米粉4対もち米96の割合)あられ菓子にして、「三重ブランド」のアオサノリと塩を振り掛け、素材の風味を生かしたシンプルな味に仕上げた。パッケージデザインは高校生自らが考案し、裏面には商品に対する自分たちの思いとSDGsやアオサノリに関するクイズを載せ、楽しく学びながら味わえる工夫を施した。

 同社社長の清水裕嗣さんは「伊勢エビ味やヒジキ味、伊勢茶味なども検討したりした。最初は、高校生ならではの思い切ったアイデアをどのようにまとめれば商品化できるかと悩んだが、製造のみならず原料の生産や販売など各現場の考えを理解し、最終的には明野高校作物部門らしい商品に仕上がった。約1年がかりになったが、味付け、商品名、パッケージなどの作業では高校生らしいアイデアがいい方向に進み、特長のある商品になった」と話す。

 清水さんは「個人的な思いとして、コロナの影響でいろいろな学校行事が中止になり、ある時からこのプロジェクトが高校生活最後の年の良い思い出になれればと考えるようになった。そのためにも良い商品にしなければという思いで向き合ってきたので、1万パックを出荷できることになったことに改めて感謝する」とも。

 価格は130円、内容量は25グラム、販売は、明野高校生産物販売所(毎週月・水・金曜の12時~15時)、県内のスーパーマーケット(マックスバリュ、ぎゅーとら、Aコープ)など。

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