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「鈴鹿8耐」閉幕、伊勢・アケノスピードSSTクラス表彰台 ヤマハ4連覇

「鈴鹿8耐」閉幕、伊勢・アケノスピードSSTクラス表彰台 ヤマハ4連覇
18歳南本宗一郎選手(撮影=加藤直人)

「鈴鹿8耐」閉幕、伊勢・アケノスピードSSTクラス表彰台 ヤマハ4連覇 18歳南本宗一郎選手(撮影=加藤直人)

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 7月29日、鈴鹿サーキット(鈴鹿市)国際レーシングコース(1周5.821キロ)で開かれた「2017-2018 FIM世界耐久選手権最終戦『コカ・コーラ』鈴鹿8時間耐久ロードレース第41回大会(通称=8耐)」が閉幕、伊勢の「AKENO SPEED・YAMAHA」は総合22位、SST(改造条件が狭く、ほぼノーマルエンジンのマシン)クラス3位でフィニッシュ。総合では「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」が4連覇を飾った。

【その他の画像】アケノスピード・ヤマハの18歳南本宗一郎選手

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 7月26日から29日までの4日間で約11万1000人(最終日は約6万500人)を集めた同大会は、台風12号の影響を受け、スタート時やレース後半に差し掛かる16時45分ごろゲリラ豪雨の襲来を受け転倒するライダーが続出、セーフティーカーが何度も出動するなどチームはタイヤ交換やレースマネジメントに翻弄(ほんろう)された。

 SSTクラスでの優勝しか考えていないという同チームは、監督兼ライダーの稲垣誠選手、今年18歳になって8耐の出場条件をクリアした南本宗一郎選手と、7月11日の合同テストで転倒し負傷した仲村優佑選手に変わって急きょ抜擢された宮崎県出身で8耐11回出場する児玉勇太選手の3人でレースに臨んだ。

 30番グリッド、SSTクラス4番手からスタートした同チームは、順調な滑り出し。トップを走っていた「TONE RT SYNCEDGE 4413」が3時間を切ったところで転倒、順位は2番手を走っていた「NCXX Racing &ZENKOUKAI」がトップとなり、同チームと「ARMY GIRL TEAM MF & Kawasaki」「MotoMapSUPPLY」の3チームの2位争いとなった。

 同チームは、4時間を経過した時点で23位、SSTクラス2位にまで順位を上げ、その後も安定したレースを展開したが、セーフティーカー導入時に4位まで後退、稲垣選手から交代した南本選手が1つ順位を上げ、そのまま児玉選手が順位をキープし3位のままチェッカーを受けた。

 EWC(改造可能なマシン)クラスを含む総合優勝は4連覇の「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」(199周、8時間1秒728)、準優勝「Red Bull Honda with 日本郵便」(199周、8時間32秒702)、3位「Kawasaki Team GREEN」(198周、8時間1分43秒310)。

 SSTクラス優勝は「NCXX Racing &ZENKOUKAI」(190周、8時間30秒560)、準優勝「ARMY GIRL TEAM MF & Kawasaki」(189周、8時間1分18秒889)、3位「AKENO SPEED・YAMAHA」(189周、8時間1分57秒532)。

 稲垣監督「2015年にSSTクラス準優勝だったことから、優勝だけを考えてここまで来た。2016年も2017年も転倒し苦い思いをした。転倒はしなかったがなかなか勝たせてもらえない…。勝つまで続ける」と話す。

 全出走64チーム中、49チームが完走。SSTクラスは11チーム中10チームが完走した。

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