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志摩マリンランドのオニオコゼの色「銅から金に」 再び金銀銅そろう

志摩マリンランドの銅色のオニオコゼ、いつの間にか金色に 再び金銀銅そろう
(撮影=加藤直人)

志摩マリンランドの銅色のオニオコゼ、いつの間にか金色に 再び金銀銅そろう (撮影=加藤直人)

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 「志摩マリンランド」(志摩市阿児町)でかつて「金銀銅3色のオニオコゼ」として飼育展示していた3匹の内の銅色(ブロンズ)だったオニオコゼが、いつの間にか金色(ゴールド)になっていた。

【その他の画像】2013年入館時の色は、オレンジ色のオニオコゼ(写真一番左が現在は黄金色に)

 1月29日に、今年の3月31日で営業休止すると突然発表し全国のファンから悲しみのツイートが今も多く寄せられている同施設。昨年3月18日にはコロナ禍の自粛休館中に50周年を迎えた。

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 マンボウや海女による餌やり実演などを行う回遊水槽が人気の水族館で、これまでカンパチの背中に「寿」の文字がある「寿カンパチ」やピラルクーに食べられずに真っ暗な地下のろ過槽で7年以上生き続けた「巨大金魚(ワキン)」など奇跡の生き物の展示でも話題を集めた。同館のペンギンが近鉄賢島駅の駅長に就任したことでも注目された。

 「金銀銅3色のオニオコゼ」がそろうきっかけは、2009(平成21)年1月4日に南伊勢町の漁師から「全身黄金色のオニオコゼを捕まえた」と連絡があり、同5日に入館し展示。新年でおめでたいこともあり「スマホの待ち受け画面にすると金運を招く黄金色のオニオコゼ」として話題になった。それから5年近くたった2013(平成25)年11月28日、今度は「全身オレンジ色のオニオコゼがいる」と志摩市の旅館のおかみから連絡が入り、飼育展示するに至った。

 当時水槽には、ゴールドとオレンジのオニオコゼに、色の違いが分かるように通常のオニオコゼの計3匹を入れて展示していた。通常のオニオコゼは黒褐色だが砂の色に擬態化して白っぽくなるため、ある時客から、通常のオニオコゼが銀色(シルバー)に、オレンジがブロンズに見えると指摘されたことがきっかけで「金・銀・銅3色のオニオコゼ」としてデビューすることになった。

 しかしながらゴールドのオニオコゼが死に、しばらくゴールド不在のまま、シルバーとブロンズの2匹だけになっていた。そこに2018(平成30)年10月6日、「少しオレンジがかったまだら模様の変わった色のオニオコゼが捕れた」と地元漁師から連絡が入り、3匹を同時に展示することになった。

 ところが、ブロンズの色がゴールドになったという。飼育担当の和田由梨香さんは「入館時ははっきりとしたオレンジ色(ブロンズ)だったのに、今は完全にゴールドになっている。見栄えも良くなり、光が差すととてもきれいに輝いている」と話す。

 里中知之館長は「いつからか分からないがいつの間にかブロンズのオニオコゼがゴールドに変わっていた。コロナ禍で東京オリンピックが開催されるかどうかまだ分からないが、メダルの色が銅から金にアップしったようでとてもうれしくなる。後から入ったまだら模様のオニオコゼもさらにブロンズに変化してきているように思う。コロナ禍なので積極的に見に来てほしいとは言えないが、もし近くまで来る機会があれば『新生の金銀銅3色のオニオコゼ』を見に来ていただければ」とほほ笑む。

 同館は現在、営業休止のための準備として飼育展示する生き物の受け入れ先を探している。「新生の金銀銅3色のオニオコゼの行き先はまだ決まっていないが、もしどこかの水族館に引き取ってもらえるようであれば、とても有り難い。(オニオコゼたちには)新しい次のステージでも入館者を楽しませ、光り輝いてほしい」と里中館長。

 開館時間は9時~17時。入館料は、大人=1,500円、中高生=1,000円、小学生=600円、幼児(3歳以上)=300円。

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