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国内最高峰の外洋ヨットレース「パールレース」スタート、石原慎太郎さんも参加

国内最高峰の外洋ヨットレース「パールレース」スタート、石原慎太郎さんも参加

国内最高峰の外洋ヨットレース「パールレース」スタート、石原慎太郎さんも参加

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 国内最高峰の外洋ヨットレース「パールレース」が参加47艇(参加クルー合計346人)を集め7月29日正午、南伊勢町・五ヶ所湾口から神奈川県江の島(180マイル=約300キロ)を目指してスタートした。日本セーリング連盟、JSAF外洋東海、外洋湘南の共同主催。

レース前の石原慎太郎さん、パールレースに2年連続参加

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 この日スタート時の天気は晴れ、風は南西3.5メートル。参加艇は五ヶ所湾をスタートし伊豆大島の南南西約25kmに位置する東京都の利島(としま)を反時計回りでターンし江の島の東・七里が浜前に設置したフィニッシュラインを目指す。31日16時がタイムリミット。参加艇は、東日本大震災の復興支援活動の一環として「がんばれ東日本」のフラッグを揚げてレースに臨んだ。

 「沖縄レース」(830マイル)、「小笠原レース」(520マイル)と「パールレース」(180マイル)を、日本の三大外洋ヨットレースと呼び、現在継続しているレースでは唯一。昨年沖縄~東海レース(720マイル=約1,333キロ)が1年おきの開催でスタートした。

 デイレースがメーンの国内ヨットレースにおいてオーバーナイトの外洋レースは近年極端に減っているのが現状であるが同レースは、1960年に第1回大会が開催されてから今回で52回目を迎える歴史ある大会。32回大会(1991年)の参加185艇(1,520人)をピークに年々減少、48回大会(2007年)では31艇(272人)になったものの、近年は増加傾向にある。45回大会から現在の五ヶ所~江の島のコースに。このコースになってからの歴代優勝艇の最速記録は49回大会の「夢ひょうたん」22時間28分7秒。昨年は、志摩ヨットハーバー所属の「SHALLON V」が総合優勝し、大いに盛り上がった。昨年の優勝艇は総合IRC部門=「SHALLON V」、IRC部門=「ESPRIT」(A)、「QUETEFEEK」(B)、「SHALLON V」(C)、ORC部門=「Tictac」、ダブルハンド部門=「SALAKU」。

 2年連続参加の「CONTESSA XIII」オーナー石原慎太郎(東京都知事)さんは「日本外洋帆走協会の会長の時に小笠原レースなどを創設した。昨年のレースで引退しようと思っていたが、今回も借り出され参加した(笑)。完走目指して楽しみたい」と意欲を見せた。

 31日には、江の島ヨットハウスでフェアウエルパーティーを開催、各部門の成績発表と表彰式も同時に開催される。参加艇の現在地をパールレースのホームページでも公開している。

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