伊勢神宮臨時祭主・黒田清子さん、五穀の収穫を祝う「新嘗祭」を初奉仕

伊勢神宮臨時祭主・黒田清子さん、五穀の収穫を祝う「新嘗祭」を初奉仕

伊勢神宮臨時祭主・黒田清子さん、五穀の収穫を祝う「新嘗祭」を初奉仕

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 伊勢神宮祭主・池田厚子さんの補佐役(臨時祭主)を務める黒田清子さんが11月23日、五穀の収穫を祝う新嘗祭(にいなめさい)を初奉仕した。

黒田清子さん、伊勢神宮・新嘗祭を初奉仕

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 新嘗祭とは、天皇陛下がその年の収穫に感謝する祭りで宮中祭祀(さいし)の中で最も重要とされ同日、伊勢神宮はじめ国内の神社でも執り行われる祭り。国内に新穀が行き届き、国民一人ひとりが新米を口にしたころ、一番最後に陛下自身が召し上がる儀式とも言われている。

 伊勢神宮外宮では、4時から神饌(しんせん)を神様にお供えする「大御饌(おおみけ)の儀」が、7時から天皇陛下より贈られた幣帛(へいはく)を奉献する「奉幣の儀」が行われ、続いて11時と14時からそれぞれ外宮同様の祭儀が内宮でも行われた。この日は早朝から雨が降り、外宮での祭儀は傘を差しながらの参進となったが、内宮での祭儀には雨が上がり晴れやかな空気の中で、大勢の参拝客が厳粛な祭りを見守った。

 黒田さんは、4月26日に臨時祭主に就任。新嘗祭の奉仕は、10月に執り行われた神嘗祭(かんなめさい)に続いて初めて。家族連れで参拝に訪れ参道で祭りを見守った四日市出身の田中さんは「たまたま参拝に来たのに、こんな素晴らしい祭典を見ることができて感無量。伊勢神宮の奥深さにも感動した」と感想を漏らした。

 「勤労感謝の日」に当たる同日は、もともと新嘗祭として日本人が飛鳥時代から受け継いできた祭典の一つとされる。明治・大正・昭和初期には国の祭日として制定され休日だったが、「国民の祝日に関する法律」(1948年7月20日公布・即日施行)において「勤労感謝の日」と名前を変え祝日になった。

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