天皇皇后両陛下の長女愛子さまが8月1日・2日の2日間、伊勢神宮の外宮(げくう)・内宮(ないくう)を参拝し、20年に一度社殿などを建て替える式年遷宮の行事「御木曳(おきひき)」や社殿に使う御用材の加工作業などをご視察された。
敬宮愛子内親王殿下 伊勢神宮・鳥羽水族館ほか写真20枚ご紹介
愛子さまが1日15時ごろ近鉄宇治山田駅に到着すると、早朝より待つ多くの人に出迎えられ、笑顔で手を振って応えていた。お召し車に乗り込むとそのまま、伊勢神宮の社殿建て替えに必要な用材の加工、営繕などを行う山田工作所(伊勢市八日市場町)に向かい、伊勢市民(神領民)らが運び入れた御木を製材するための目印を墨で記す「墨掛け」や社殿の屋根にふく萱(かや)を保管する施設などを見学された。
17時ごろには、昨年11月に志摩市で行われた「第44回全国豊かな海づくり大会」に出席される際に天皇皇后両陛下も同館を訪れた鳥羽水族館(鳥羽市鳥羽)をご視察。皇后さまにも愛されたジュゴンやラッコのほかに「へんな生きもの研究所」のカガミモチウニやダイオウグソクムシ、国内唯一飼育展示するパラオオオムガイを見学された後、両陛下の案内役も務めた生物多様性保全推進室長の三谷伸也さんから絶滅危惧種の淡水魚ウシモツゴの保全について説明を受けた。
2日午前、愛子さまは、白のちょう柄のロングドレスに白の帽子、手袋、真珠のネックレスとイヤリング、胸元にはブローチを身につけて伊勢神宮をご参拝。両宮の参道を進まれ、それぞれの正宮で玉串をささげ、拝礼された。参道では愛子さまを一目見ようと早朝より多くの人が集まり、愛子さまが目の前をお通りになると、「愛子さま~」と声をかけ、手を振ったり、スマホで撮影したりしている様子にほほ笑みながら会釈をされていた。
続いて午後には、式年遷宮行事の一つ「御木曳(おきひき)」で、神領民と呼ばれる伊勢の人たちが式年遷宮で使用するご用材を、五十鈴川をさかのぼって内宮まで運ぶ「川曳(かわびき)」を五十鈴川右岸の特設席からご視察。その後内宮の参道にご移動され、この日の一番車で川をさかのぼってきた大湊奉曳団に交じって御木曳に参加された。
その後、神宮徴古館(ちょうこかん)(神田久志本町)で、遷宮で撤下(てっか)された御装束神宝(おんしょうぞくしんぽう)などの説明を受け、近鉄宇治山田駅から電車でお帰りになった。
愛子さまは、第62回神宮式年遷宮後の2014(平成26)年7月29日に、当時皇太子同妃両殿下と共に親子3人で伊勢神宮を参拝されたのが初めてで、2024年3月26日に大学の卒業と就職の報告のためにお一人で伊勢神宮を参拝されて以来3度目(お一人での参拝は2度目)になる。