食べる 買う

伊勢「二軒茶屋餅角屋本店」が内宮前に出店 創業450年間で初の支店

伊勢「二軒茶屋餅角屋本店」が内宮前に出店 創業450年間で初の支店

伊勢「二軒茶屋餅角屋本店」が内宮前に出店 創業450年間で初の支店

 1575年の創業から今年で451年を迎える「二軒茶屋餅角屋本店」(伊勢市神久)が8月6日、伊勢神宮内宮(ないくう)前の「おはらい町」通りに面した宇治浦田に新店舗を開業した。同店が内宮の門前に常設の餅店を構えるのは、約450年の歴史の中で初めてとなる。

「二軒茶屋餅角屋本店」 内宮前店

[広告]

 伊勢神宮への参詣道として古くから親しまれ、旅人の胃袋を満たしてきた三重県の「餅街道」には、今も桑名から伊勢に至る道のりに個性豊かな餅屋が軒を連ねる。伊勢市内を流れる勢田川の船着き場「二軒茶屋」で「舟参宮」の旅人をもてなした同店も、「お伊勢参り」の食文化を今に伝えている。

 二軒茶屋餅は、こし餡(あん)を薄皮の餅で包み、きな粉をまぶした餅菓子。新築の新店舗の面積は約18平方メートルで、店先の販売カウンターのほかに店舗奥にイートインスペースやトイレを設けた。

 新店舗では、本店で販売する竹皮で包んだ10個入り商品(1,000円)の販売は行わず、代わりに10個入りの箱入りを追加した。土産用のパック(10個箱入り・5個パック・3個パック)のほか、今後は食べ歩きしてもらえるように1個売りでの販売も予定している。店内には同社の子会社「高千穂漢方研究所」(加古川市)が製造する「黒豆はとむぎ茶」のお茶付きのイートイン(1盆400円)を用意し、毎月25日には、本店のみの販売で毎朝買い求める客で行列ができる黒砂糖を使った「黒あん二軒茶屋餅」を内宮前店でも数量限定で販売する。

 同社の鈴木成宗(なりひろ)社長は「これまでも『内宮前に店があればいつでも買えるのに…』と多くのお客さまからのリクエストを聞いていたが、父が元気なうちはのれんを守ることを重視し、店舗展開は慎重だった」と振り返る。その上で、「時代やお客さまの利便性が変化する中で、求められるのであればお客さまのリクエストに応えながら伝統を大切にしていくべきだと考えた。テレビ番組『カンブリア宮殿』出演を機に全国から温かい反響を頂き、本店を支えるスタッフの意識も高まり、2033年に控える第63回式年遷宮前の歴史的な節目に新たな一歩を踏み出す決断をした」と新店舗への思いを語る。

 営業時間は9時30分~17時(売り切れ次第終了)。土産用は10個箱入り(1,100円)、5個パック(580円)、3個パック(330円)。

伊勢志摩経済新聞VOTE

現在お住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL