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皇学館大・佐野真人准教授、初期の伊勢神宮の姿を延暦儀式帳から読み解く

皇学館大・佐野真人准教授、初期の伊勢神宮の姿を「延暦儀式帳」から読み解く(撮影=岩咲滋雨)

皇学館大・佐野真人准教授、初期の伊勢神宮の姿を「延暦儀式帳」から読み解く(撮影=岩咲滋雨)

 皇学館大学(伊勢市神田久志本町)准教授で研究開発推進センター・副センター長の佐野真人さんが6月20日、三重県総合文化センター(津市一身田上津部田)で、平安初期の伊勢神宮の姿についての講演を行った。

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 「古代伊勢神宮の様相-『延暦儀式帳』から読み解く平安時代初期の姿-」と題した講演会は、三重県総合文化センターと皇学館大学との連携で実現。

 佐野さんは、804(延暦23)年に神宮から朝廷へ提出された最古の報告書を基に、当時の神宮が認識していた神域の範囲について、現在の鳥羽・志摩の島々や、宮川・五十鈴川の変遷を地図や写真を交えて解説。内宮・外宮の社殿配置についても、基本構成は現在と同じながらも、当時は御垣外に4棟の宿衛舎(詰め所)や斎王のための大規模な高殿が並んでいたという、今とは異なる宮域の構造を復元図と共に提示。

 佐野さんは「延暦儀式帳」に記された姿が神宮の完成形ではなく、あくまで一つの通過点であると強調。「伊勢神宮は2000年間変わらないと思われがちだが、実際は時代ごとに最善の方法を考え、柔軟に変化し成長してきた。変化を受け入れる持続性の美学こそが、神宮が現代まで尊ばれ続けてきた本質ではないか」と締めくくった。

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