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伊勢・猿田彦神社で必勝祈願 「碧志摩メグ」、仏チームと組み鈴鹿8耐へ

伊勢・猿田彦神社で必勝祈願 「碧志摩メグ」、仏チームと組み鈴鹿8耐へ(撮影=加藤直人)

伊勢・猿田彦神社で必勝祈願 「碧志摩メグ」、仏チームと組み鈴鹿8耐へ(撮影=加藤直人)

 三重県観光PRキャラクター「碧志摩(あおしま)メグ」を車体にラッピングしたバイクで「鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)」に参戦する「3ART Best Of Bike Hamaguchi」が6月19日、猿田彦神社(伊勢市宇治浦田)で必勝と安全の祈願を行った。

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 同チームを率いるのは、元鈴鹿8耐レーサーで「碧志摩メグ」の生みの親でもある浜口喜博さん。浜口さんは2013(平成25)年に現役引退後、翌2014(平成26)年に同キャラクターを立ち上げ、伊勢神宮周辺や志摩市など県内各地で観光PR活動を続けてきた。

 昨年、ヤマハのバイク「YZF-R1」に同キャラクターをラッピングして鈴鹿8耐へ参戦したことをきっかけに、日本の「萌え文化」やヤマハのバイクに憧れを抱くフランスの耐久レースチームとの交流が深化。今年はフランスのチームを母体とした共同チームを結成し、世界耐久選手権(EWC)へフル参戦する体制を整えた。既に4月のル・マン24時間(フランス)、6月のスパ・フランコルシャン8時間(ベルギー)を戦い、スパではSSTクラス7位の好成績を収めている。

 浜口さんは「自分自身、25歳の時にヤマハ発動機のおかげでプロのレーサーになれた。その恩返しをしたいという思いと、生まれ育った三重県の素晴らしさを発信したいという強い思いが結びついた。レース単体では届かない層にも、キャラクターを通じてモータースポーツの熱量や地元の魅力を伝え、世界から伊勢志摩に注目してもらう第一歩にしたい」と熱く語る。

 今回参戦するマシンは、ヤマハ発動機の純正ブルーをベースに、車体の左右と正面の計3カ所に「碧志摩メグ」のイラストを前面に押し出したステッカーラッピングを施した「日本ラウンド特別仕様」。技術支援やノウハウ提供でチームをバックアップするヤマハ発動機モータースポーツ統括部の上原一公さんは「当社はレースのプロフェッショナルではあるが、地域貢献やユーザーの直接的なお手伝いには行き届かない部分もある。20年来の友人である浜口さんの『モータースポーツを通じた地域貢献・インバウンド誘致』という熱意に共感し、技術的なサポートを通じて伊勢志摩地域に何かフィードバックができれば」と期待を寄せる。

 本戦でのライダーは、ルーカス・マヒヤス選手、ロイック・アルベル選手(共にフランス)、ロビン・ムルハウザー選手(スイス)の3人で挑む。鈴鹿サーキットのピットエリアでは、同社の関係トップチームと並んで「ヤマハ村」のようなエリアを形成し、来場者を楽しませる調整も進んでいる。

 会場には、同キャラクターのグッズ販売やコラボカフェを展開する老舗「勢乃國屋」(伊勢市)のスタッフや、後援する伊勢市観光協会の関係者らも参列。同キャラクターは現在、Xで2万人以上のフォロワーを抱え、三重県出身の人気声優・小松未可子さんがCV(キャラクターボイス)を務めるなど、全国的な知名度を誇る。

 チームは現在、SSTクラスでの3位以内(表彰台)を目標に掲げており、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で7月31日まで、支援を呼びかけている。集まった資金は世界への挑戦と地域PRの活動資金に充てられる。レース終了後の夏休み期間には、参戦した本物のマシンを勢乃國屋の店舗前に展示するイベントやファンミーティングなどの地域誘致企画も計画している。浜口さんは「キャラクターをフックにして、レースに興味がない人や子どもたちにも世界とつながるきっかけを作りたい」と未来を見据える。

 今年の鈴鹿8耐は7月5日に決勝(11時30分スタート、19時30分ゴール予定)が行われる。

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