観光客と島民に安心を-鳥羽市、夜間の急病に対応へ

「鳥羽市休日・夜間応急診療所」観光客や島民などのけがや急病に対応。

「鳥羽市休日・夜間応急診療所」観光客や島民などのけがや急病に対応。

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 鳥羽市と志摩医師会(志摩市阿児町鵜方)は4月3日から、夜間の応急診療サービスを「鳥羽市保健福祉センターひだまり」併設の「鳥羽市休日・夜間応急診療所」(鳥羽市大明東町、TEL 0599-25-1119)で開始する。

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 鳥羽市は年間500万人の観光客が訪れ、三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台となった神島をはじめ、答志島、菅島、坂手島の4つの島に約5,000人の住民が暮らす「有人離島」をもつ。市内には救急病院はなく、6つの市立診療所と民間の病院の医師15人が交代で休日の応急診療に対応し、救急の場合は伊勢市の伊勢市民病院(市内中心から車で約15分)か山田赤十字病院(同=約35分)へ搬送するなどで対応してきたが、夜間の診療は対応していなかった。

 同市健康福祉課の山本政信課長は「4月からは、市内のホテル・旅館に宿泊する観光客や島民などのけがや急病にも対応できるようになる。まずは観光客が多く宿泊する木曜・金曜・土曜に開設し、様子を見たいと思う。今後多くの人の意見を参考にしながら、より良い『安心』(サービス)を提供していく所存」と話す。

 4月からの夜間の応急診療受付時間は、19時30分~22時で、木曜・金曜・土曜が、祝日・年末年始(12月30日~1月3日)・盆(8月13日~8月15日)の場合は、夜間診療はない。

映画「潮騒」全5作上映-堀ちえみさんも(伊勢志摩経済新聞)鳥羽市休日・夜間応急診療所志摩医師会

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