「G7三重・伊勢志摩交通大臣会合」のエクスカーションの一つとして大臣らが6月18日、伊勢神宮を訪問した。

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　「G7広島サミット」では首脳たちが厳島神社を訪問、7年前の「G7伊勢志摩サミット」では、当時の内閣総理大臣・安倍晋三さんが各国首脳をおひとりずつ迎えて宇治橋を渡った映像は記憶に新しい。今回の会合でも伊勢神宮について説明がなされ、大臣らは、天照大御神（あまてらすおおみかみ）を祭る正宮（しょうぐう）まで進んだ。

　伊勢神宮の神職で広報室次長の音羽悟さんは「伊勢志摩サミットでも感じたが、国を代表する要人の皆さんは、異文化に対して理解を深めようと、また相手に対して敬意を払おうとする姿勢がとてもあることを再認識した」と話す。

　今回の会合は、伊勢神宮の祭典の中で最も重要とされる「月次祭（つきなみさい）」が執り行われている期間と重なった。月次祭は、五穀豊穣、世界の平和、国家の繁栄、国民の幸福を祈り15日から25日までの期間、伊勢神宮125社で毎年行われている。6月と12月の「月次祭」と10月の「神嘗祭（かんなめさい）」を合わせて「三節祭（さんせつさい）」と呼び、年間1500以上の祭典の中で最も重要と位置付けている。