雲の隙間を縫って夫婦岩の間から満月くっきり-二見興玉神社境内で

雲の隙間を縫って夫婦岩の間から満月くっきり-二見興玉神社境内で

雲の隙間を縫って夫婦岩の間から満月くっきり-二見興玉神社境内で

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 二見興玉神社(伊勢市二見町)の沖合に浮かぶ夫婦岩の間から11月28日、満月がくっきりと顔を出した。

二見夫婦岩の間から満月

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 冬至を挟む4カ月間、夫婦岩の間から満月が出る。朝日が出るのは夏至を挟む4カ月間。昨年12月10日は満月と皆既月食を見るチャンスがあったため大勢のカメラマンが境内に詰め掛けた。さらに翌11日には、志摩市在住アマチュアカメラマンの結城勇さんが十六夜(いざよい)の月を夫婦岩の中央に富士山と重ねての撮影に成功した。

 この日の満月が出る予定時刻は16時30分。日が傾きかけた時刻には、空全体に雲が掛かり誰もが月の出を諦めていた。境内に三脚を設置したカメラマンも10人を数える程度(普段は30人前後)。月の出予定時刻になっても満月は出てこない。「今日はダメかな?」誰かがつぶやいた瞬間の16時41分、「出た!出た!」と大声を上げるカメラマン。そこに居合わせた参拝客も思わず月の方向を見て確認。「きれい~」「すごい~」などと感動する人たち。シャッターを切る音は約5分間続いた。その後厚い雲に満月が覆われ消えてしまうが、その2分後に再びさらに明る光を放ちながら夫婦岩の大しめ縄の上に現れた。

 うまく撮れたというアマチュアカメラマンは「今年の年賀状の写真に使う」と満足そうだった。

 今後の月の出の予定時刻は以下の通り。11月29日17時15分、30日18時5分、12月1日18時57分、2日19時51分、26日15時12分、27日16時、28日16時52分、29日17時46分、30日18時42分。

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