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伊勢市が本社の安全認証機関UL、安心・安全についての英語スピーチコンテスト

伊勢市が本社の安全認証機関UL、安心・安全についての英語スピーチコンテスト

伊勢市が本社の安全認証機関UL、安心・安全についての英語スピーチコンテスト

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 伊勢市に本社がある安全認証機関「UL Japan」(伊勢市朝熊町)が8月6日、広域伊勢志摩圏内15の高校と伊勢市内13の中学校の生徒を対象にした英語によるスピーチコンテストを三重県営サンアリーナ(同)で行った。

【その他の画像】UL主催の英語スピーチコンテスト

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 同社は、アメリカの認証機関「Underwriters Laboratories Inc.(UL)」の日本法人。グループ全体の従業員数は1万人以上、全世界で同社が認証した安全認証マーク「ULマーク」の発行数(2013年度)は約220億に及ぶ。

 今回で10回目を数える同コンテストは、世の中の「安心・安全」について考える機会の提供、英語コミュニケーション能力や自己表現能力の向上を目的に2007年からスタート。発表者は約3~5分間で「安心・安全な社会」について考えをまとめ発表する。

 今回の参加者は、中学生11人、高校生5人。同社担当者は「10回目の開催となる本年の発表は、食品安全とユニバーサルデザインをテーマにしたスピーチが目立った」と話す。

 中学生の部最優秀賞に輝いた前田さくらさん(皇学館中2年)は「Buildings and safe lives」をテーマに、ベランダや高いところから子どもが転落する事故についてスピーチ。アメリカでは13歳以下の子どもを一人で家に残しておくことは法律違反であること。高所の怖さを感じる能力の80%が4歳までに形成するのでジャングルジムや滑り台で遊ぶことは重要な学習経験になること。幼稚園や保育園が足りていないことが一人で家にいる子どもを増加させていることなどを指摘。小さい子どもの安全のために、日本政府は最優先事項として対応してほしいと訴えた。

 高校生の部最優秀賞=片岡愛梨さん(宇治山田商業高等学校2年)は「Responsibility : The Key to a Healthy Food Future」についてスピーチ。食の安全について、安全性を無視した激安の製品か、少し高いけれど、安全な製品。あなたはどちらを選びますか?と問い掛ける。農家はできる限り明確な情報を開示し、生産者と消費者がその情報をシェアする努力を続ければより快適に物が買えるようになるとスピーチした。

 そのほかの受賞者は以下の通り。中学生の部優秀賞=坂部秀明さん(度会特別支援学校2年)、敢闘賞=小林里緒さん(城田中3年)、審査員特別賞=中森梨沙さん(倉田山中3年)、高校生の部優秀賞=見代健さん(鳥羽商船高等専門学校2年)。

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