UL主催のスピーチコンテスト優勝者は皇學館中学生と同高校生

最優秀賞に輝いた皇學館中学校2年の西山遼さんのスピーチ

最優秀賞に輝いた皇學館中学校2年の西山遼さんのスピーチ

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 アメリカの製品安全試験・認証機関(Underwriters Laboratories Inc.=UL)の日本法人ULジャパン(伊勢市朝熊町)は、7月28日に「安全・安心な社会」をテーマに開催した英語スピーチコンテストの最優秀賞受賞者のスピーチ内容を公表した。

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 最優秀賞を受賞したのは、中学生の部では皇學館中学校2年の西山遼さん。高校生の部 では皇學館高校2年の松岡里衣奈さん。

 西山さんは、「For the realization of a safer and secure society(より安全で安心な社会の実現のために)」の題名で、5月に大阪エキスポランドで発生したジェットコースター脱線事故が事前の安全点検を怠ったことから引き起こされた事故であることを説明、その後最先端で最も複雑な機械と言えるスペースシャトルが210万個の部品からでき、仮に99.99%完璧だといっても計算上250個の部品はそうでないことになり、その部品の欠陥が1986年のチャレンジャー号の爆発事故を引き起こすことになることを指摘、「人間の限界を十分認識し、その上で安全を守る手順やルールを作り、ミスをしないよう十分気をつけることが大切である」とスピーチした。 

 松岡さんの題名は「Creating a Secure and Safe Society for All(皆に安全で安心な社会をつくる)」。「学校で、爆弾ですべて失い逃げ惑う子どもたちの写真を見たことをきっかけに、その劣悪な生活環境の子どもたちの立場に立ち、『安全』『安心』を実感できる生活環境を作る必要があることを訴え、一人一人ができることを探して行動を起こして行きたい。自らもボランティアとして手助けをしたい」とスピーチした。

 同社山木浩社長は「1回目でどれだけの人が関心を示してくれるか不安だったが、伊勢市内の中学生15人、南勢地区の高校生7人が参加してくれて、しかも英語のスピーチ能力、スピーチ内容のレベルの高さに驚いた」と話している。

 そのほかの受賞者は、優秀賞に竹内朋美さん(御薗中学校3年)、神戸香織さん(伊勢高校2年)、敢闘賞に中川岳さん(沼木中学校3年)、山﨑由佳さん(伊勢高校2年)、審査員特別賞に澤弘視さん(倉田山中学校3年)、橋本真衣さん(宮川中学校2年)、岡出晴奈さん(宇治山田商業高校2年)。

UL JAPAN(ULジャパン=元UL APEX)関連記事(伊勢志摩経済新聞)

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