アマテラスの絹と麻の衣を織る伊勢神宮で織り始めの祭典

アマテラスの絹と麻の衣を織る伊勢神宮で織り始めの祭典

アマテラスの絹と麻の衣を織る伊勢神宮で織り始めの祭典

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 天照大御神(あまてらすおおみかみ)の衣を織り始める「神御衣奉織始祭(かんみそほうしょくはじめさい)」が5月1日、伊勢神宮内宮(ないくう)所管社の「神服織機殿神社(かんはとりはたどのじんじゃ)」(松阪市大垣内町)と「神麻続機殿神社(かんおみはたどのじんじゃ)」(同井口中町)で行われた。

アマテラスの絹と麻の衣を織る伊勢神宮で「神御衣奉織始祭」

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 伊勢神宮125社の中で唯一松阪市内にある両宮には、天照大御神の衣「神御衣(かんみそ)」を織るための作業所「八尋殿(やひろどの)」が白石の敷き詰められた斎庭(ゆにわ)の正面に立つ。祭神はそれぞれ神服織機殿鎮守神(かんはとりはたどののまもりのかみ)と神麻続機殿鎮守御前神(かんおみはたどののまもりのみまえのかみ)。

 毎年春と秋の2回、神服織機殿神社では女性の織子(おりこ)が和妙(にぎたえ)と呼ぶ「絹」を、神麻続機殿神社では男性の織子が荒妙(あらたえ)と呼ぶ「麻」を毎朝8時から夕方まで織る作業が約1週間行われる。

 出来上がった和妙と荒妙は13日の「神御衣奉織鎮謝祭」を経て内宮まで護送され、年2回、5月14日と10月14日に内宮の正宮と荒祭宮で行われる「神御衣祭(かんみそさい)」に奉納される。現在は自動車で護送しているが、1965(昭和40)年5月までは伊勢街道を駕籠(かご)を担いで歩き、14日の「神御衣祭」に間に合うように(13日の23時に出発し翌朝5時まで)内宮に到着しなければならなかったという。

 この日は、女性4人と男性4人の織子と神職らが祭神に神饌(しんせん)をささげ、「清く麗しく奉職できますように」と祈念した。その後、八尋殿でも同様の祭典を行い、殿内に絹と麻の原料が運び込まれた。

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