「賢島大学」（志摩市阿児町神明、TEL 0599-43-6177）の第2回公開講座「真珠王御木本幸吉翁の生き方に学ぶ」が9月7日、代々木高校ホール（同）で開催される。「賢島大学」は伊勢志摩地域で産・官・学・民の協働事業で運営を目指すバーチャルコミュニティー大学。

　第2回講座の講師は、ミキモト真珠島（鳥羽市鳥羽）、真珠博物館の松月清郎館長。1893年鳥羽の相島（おじま）、今のミキモト真珠島と英虞湾神明浦で真珠養殖を始めてから、1896年半円真珠に関する特許を取得、そして真円真珠を発明するまでの真珠養殖事業、「真珠」に人生を賭け、自分の作った真珠で世界中の女性の首をしめてみせることに夢を馳せた幸吉翁の情熱を学ぶ。

　代々木高校の一色真司校長は「今年がちょうど真円真珠が発明されて100年目に当たる。真珠産業はこの志摩の地から世界に発展していった。その原点となる御木本幸吉の人生に触れることは賢島大学の必修講座になるのでは。100年前に真円真珠を発明した西川藤吉、見瀬辰平、そして御木本幸吉について学び、今何をしなければならないかを探っていきたい」と話している。

　公開講座は19時30分から。入学は随時受け付けており、入学金（大学運営費）は年間3,000円。講座だけの参加の場合は参加費500円。

関連記事（伊勢志摩経済新聞）