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陸自・明野駐屯地・航空学校「航空祭」、シン・ゴジラと戦ったアパッチ展示

陸自・明野駐屯地・航空学校「航空祭」、シン・ゴジラと戦ったアパッチ展示

陸自・明野駐屯地・航空学校「航空祭」、シン・ゴジラと戦ったアパッチ展示

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 陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校(伊勢市小俣町)で10月2日、日本で唯一の「ヘリコプターの祭典」とも呼ばれる「航空祭」が開催され、2万1000人のファンが訪れた。

【その他の画像】陸自明野駐屯地「航空祭」の様子

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 同祭は、陸上自衛隊が装備する主要ヘリコプターのほとんどを展示するため、毎年多くのヘリコプターファンやミリタリーファンが県内外から詰め掛ける。

 同駐屯地は、映画「シン・ゴジラ」の撮影に協力し、AH-64D(アパッチ)の「01」「05」「09」の3機が映画の中で登場し話題を集めた。「09」機は実際に飛行しての撮影にも協力した。この日は、アパッチ「09」機の陸上展示、「01」機の飛行展示のほか、映画の撮影は行っていないがゴジラにミサイルを打ち込んだAH-1S(コブラ)と同型のヘリコプターの展示などもあった。

 オープニングでは、航空自衛隊の浜松基地(静岡県浜松市)から練習用ジェット機T-4(2機)、小牧基地(愛知県小牧市)から戦術輸送機C-130H(1機)、岐阜基地(岐阜県各務原市)から戦闘機F-4、F-15(各1機)も祝賀飛行に、同駐屯地のヘリ27機(航空学校宇都宮校、霞ヶ浦校の2機含む)による編隊飛行、同航空学校所属の操縦教官による特別編成チーム「明野レインボー」8機によるアクロバティックな飛行展示などがあった。

 2014年結成、コブラやニンジャを模したヘリコプター形の改造バイク5機(台)による編成部隊「ハヤテジュニア」によるデモ飛行ならぬデモ走行では新フォーメーション「ハヤテイリュージョン」のお披露目もあり大いに会場を沸かせた。

 そのほか、災害が発生し孤立地域で要救助者発見というシミュレーションでUH-1(ヒューイ)からのホイストによる人命救助訓練、地上からの消火が困難な火災を想定したCH-47(チヌーク)による空中消火訓練などが披露された。

 陸上の出店スペースでは、航空祭名物の「コブラ亭」のうどん提供や「明野レインボー」の限定Tシャツの販売、変形ロボット「トランスフォーマー」のように「アパッチ」がロボットに変身するイラストをプリントしたTシャツに人だかりがあった。

 航空学校第2教育部整備班班長の近重有正さんは「今年2月に映画『シン・ゴジラ』の撮影があり協力した。自分たちが関わった映画が全国で話題を集めていることに、隊員の士気は上がっている。航空祭でも多くの質問をいただいた。自衛隊の活動が少しでも注目され、ご理解いただくきっかけになれば」と話す。

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