20年に1度今だけしか聞けない「宮大工ミュージック」-宇治橋架け替え工事で

宇治橋の上で行われるコンコン、コンコンと音をたてる木殺し作業が参拝者の目と耳を楽しませる。

宇治橋の上で行われるコンコン、コンコンと音をたてる木殺し作業が参拝者の目と耳を楽しませる。

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 伊勢神宮は、今年2月1日の宇治橋渡納式の翌日から始まり11月3日の宇治橋渡始式までの工期で進めている宇治橋の工事作業を22日、報道関係者に公開した。

コンコンコンコンと音を奏でる「宮大工ミュージック」

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 現在は、長さ約4.21メートル(13尺9寸)、幅約30センチ(1尺)、厚さ約15センチ(5寸)のヒノキの敷板613枚を橋げたに張り付ける作業が進められ、先月9日から始まり約400枚が貼り付けられたと言う。作業はお盆ごろまで行われ、敷板を小づちでたたく「木殺(こな)し」作業が参拝者の目と耳を楽しませている。

 伝統的な木工技術のひとつである「木殺し」は、木の繊維を壊さないようにたたいて圧縮し、水分を吸って膨張する木の性質を利用して防水や接合強化を図る。地元の船大工や宮大工10人が敷板を張り合わせる前の作業としてコンコン、コンコンと音をたてる木殺し作業が橋の上で行われる。

 「ISE」などの著書を持つデンマーク出身の建築家=スヴェン・ヴァスさんは、木殺し作業の音を聞き「宮大工ミュージック。とても心地いい」と表現した。

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