伊勢志摩も「日本風景街道」登録へ始動-観光コンベンション機構

日本風景街道(シーニック・バイウェイ・ジャパン)戦略会議委員で筑波大学大学院教授の石田東生(はるお)さんの講演

日本風景街道(シーニック・バイウェイ・ジャパン)戦略会議委員で筑波大学大学院教授の石田東生(はるお)さんの講演

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 94番目のルートとして伊勢志摩に「日本風景街道」を作ろうと3月20日、伊勢志摩観光コンベンション機構(伊勢市二見町)が地域住民に提案するための講演会を開催した。

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 「日本風景街道」とは、「みち」を中心として風光明媚な自然景観、生活の中から生まれた歴史・文化からなる美しい景観を見つめ直し、地域活性化、観光振興、美しい国土づくりを目指すもので、日本風景街道(シーニック・バイウェイ・ジャパン)戦略会議が2005年12月から提案・推進している。現在、全国で93ルートが登録されている。

 講演会では、シーニックバイウェイ北海道の事例を紹介するビデオの上映と、同戦略会議委員の石田東生(はるお)筑波大学大学院教授の講演が行われた。

 石田教授は「日本は島国で急峻(きゅうしゅん)な地形とともに四季折々の美しさを持っている。美しい景観を維持しようとする概念が無いために、道路沿いには商業看板や電柱、自動販売機など景観を損ねるものが多い。みんなで美しい『まち』と『みち』を作っていくには、『風景街道=シーニックバイウェイ』という発想のもとに、『景観』『地域』『観光』の要素を相互に連携させることが重要。伊勢志摩でも94番目のルートとして申請いただければ」と話す。

 三重県内では尾鷲熊野地域の「伊勢熊野みち」が登録されている。

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