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伊勢御遷宮委員会、次期式年遷宮準備開始で奉祝行事 花火63発打ち上げ

伊勢御遷宮委員会、次期式年遷宮準備開始で奉祝行事 (撮影=加藤直人)宇治橋前で記念撮影

伊勢御遷宮委員会、次期式年遷宮準備開始で奉祝行事 (撮影=加藤直人)宇治橋前で記念撮影

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 伊勢御遷宮委員会が4月9日、次の式年遷宮の準備を進めることが決定したことを祝い、伊勢神宮内宮(ないくう)宇治橋前で奉祝木遣(や)りを披露、夜空に63発の花火を打ち上げた。同委員会の会長は鈴木健一伊勢市長が、委員長は山野稔伊勢商工会議所会頭が、それぞれ務める。

【その他の画像】伊勢御遷宮委員会、次期式年遷宮準備開始で奉祝行事 奉祝木遣りを初披露

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 伊勢神宮のご神体を新しい正殿へ移す最も重要な儀式「遷御(せんぎょ)の儀」を2033年秋に行うためにその準備が許される「御聴許(ごちょうきょ)」が天皇陛下から賜ったことを当日13時、神宮司庁が発表した。

 同委員会は3月中旬ごろから、この日に奉祝行事を行うことを決めて準備を進め、即日、奉祝行事を行った。19時ごろ、正装した同委員会役員約20人と奉祝木遣り隊約30人が宇治橋前に整列し、神様に向かい遥拝(ようはい)した。その後、鈴木会長と山野委員長があいさつし、奉祝木遣りを披露。鈴木会長の唱和により万歳三唱を行うと、夜空に63発の花火が打ち上がった。次回の式年遷宮が63回目に当たることから、2~3号玉の花火は63発にした。

 伊勢神宮奉仕会青年部は「御聴許奉祝木遣り唄」として、この日のためだけの奉祝木遣りを初披露。「天下泰平令和の御代(みよ)に 古き例(ためし)の御遷宮」「待ちに待ちたる御聴許受けて 今日はめでたく遷宮初日」「いよいよ始まる大宮遷(うつ)し 心躍(おど)らす 伊勢の民」と歌い上げた。

 鈴木会長は「次期神宮式年遷宮の準備が本格的に始動することについて、市民を代表して心よりお喜びと感謝を申し上げる。御用材を運ぶために結成される市内の奉曳(ほうえい)団による諸行事の木遣りや奉曳車のロープの結び方など技術の伝承とともに、伊勢のまちの絆がさらに強くなることを期待している」とあいさつした。

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