浅野温子さんが古事記を基にした一人「語り舞台」-伊勢で3千人を前に

県営サンアリーナの特設ステージで「語り舞台」を披露する浅野温子さん。今年6月の「第62回神宮式年遷宮奉賛記念公演」の際に特注した「神殿」は、鰹木や千木は忠実に再現されているという。

県営サンアリーナの特設ステージで「語り舞台」を披露する浅野温子さん。今年6月の「第62回神宮式年遷宮奉賛記念公演」の際に特注した「神殿」は、鰹木や千木は忠実に再現されているという。

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 女優の浅野温子さんが現代の語り部として、古事記を基に一人語りする舞台「浅野温子語り舞台 日本神話への誘い(いざない)」が9月25日、三重県営サンアリーナ(伊勢市朝熊町)特設ステージで開催された。

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 2003年伊勢神宮から始まった「語り舞台」は、全国神職有志の会「永職会」と浅野温子さんの所属事務所「オフィスジゴロ」が中心となって構成される「浅野温子語り舞台公演実行委員会」の主催で、昨年までに全国35の神社で開催、延べ約3万8千人の観客を動員する。今年6月には「第62回神宮式年遷宮奉賛記念公演」として新潟テルサ(新潟市)でも開かれた。

 今回の舞台は、全国各地の神社を支える女性の団体「全国敬神婦人連合会」創立60周年記念と神宮式年遷宮奉賛記念を兼ねたもので、約3,000人が浅野さんの迫力ある演技に魅了された。この日披露された演目は「天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神(あまてらすおおみかみ)~月読命(つくよみのみこと)の語れる」「ヤマタのおろち~スサノオの悔恨と成長」。

 浅野さんは「神社に伝えられている神話から智恵を学び、ロマンや癒し、教えを感じ取ることが必要」と話す。

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