真珠の海から「初日の出」、英虞湾遊覧船エスパーニャクルーズに130人

志摩市の沖合いに浮かぶ無人島=大島と小島の間からの初日の出

志摩市の沖合いに浮かぶ無人島=大島と小島の間からの初日の出

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 40年近く続く元旦だけの特別企画「初日の出クルーズ」が今年も1月1日、鳥羽と賢島で運行された。主催は志摩マリンレジャー(鳥羽市鳥羽1、TEL 0599-25-3147)。

太平洋から現れる「初日の出」に感動。御座港沖で

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 約130人を乗せたエスペランサ号は6時10分、賢島港を出発。薄明かりの海上を約30分走行し、英虞湾の湾口に当たる御座港沖に到着。同クルーズ参加者は、志摩町沖に浮かぶ無人島=大島と小島の間から朝日が出るのを待った。7時5分ごろ、水面に浮かぶ雲の上から今年最初の太陽が現れると船の上ではみんなが「おめでとう」と言い合った。

 元旦のこの日は、雲はあったものの天気は快晴。そして太陽の位置が高くなると、英虞湾にも十分な光を放出し、海の中で育つアコヤ貝にも行き渡った。

 真珠養殖盛んな英虞湾を生活の糧とする真珠養殖業者にとって、世界中の景気が一番の関心ごとになっている。真珠は宝飾品故、景気の変動に価格も大きく左右される。今年の初日の出のように、最初は雲がかかっていても、その後は快晴――。となることを誰もが望んでいるに違いない。

 初日の出を無事拝んだ後のエスペランサ号の船上では、鳥羽金刀比羅宮(同2)の神酒の樽酒を参加者とともに鏡割りし、船員らが神酒を振舞った。

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