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志摩スペイン村で「パエリアコンクール」、参加チーム募集-「的矢かき」食材に

志摩スペイン村で「パエリアコンクール」、写真は昨年の審査の様子。

志摩スペイン村で「パエリアコンクール」、写真は昨年の審査の様子。

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 志摩市の特産品「的矢かき」をメーン食材に使い、スペインの郷土料理「パエリヤ」を作る料理コンクール「パエリャコンクールin志摩」が12月1日、志摩スペイン村(志摩市磯部町坂崎)で開催される。現在、同市観光協会、同市国際交流協会、志摩スペイン村などで組織する同実行委員会(事務局=同観光協会内)が参加チームを募集している。

昨年はピンクのメード服を着た参加チームも

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 パエリヤは丸い浅い平底のフライパン(パエリヤ鍋)で調理する米料理で、スペイン・バレンシア地方の代表料理。たっぷりの具を炒めて、米と水、サフランを加えて炊き上げ、わずかに米に芯を残し、鍋の底に「おこげ」ができるようにするのがコツ。

 今年で15回を数え今では、伊勢志摩の冬の恒例イベントとなった同コンクール。あらかじめ準備した食材と調理器具を使い、まきと炭で火加減を調整しながら10人分のパエリヤを90分の制限時間内に調理し、味、見た目などを競い合う。調理されたパエリヤは審査の後、参加者同士で試食会を行い、コミュニケーションを深めることが楽しいと毎年参加する「常連組」も多い。

 用意される食材は、志摩市の的矢湾で取れる高級食材で「三重ブランド」にも認定されているカキ「的矢かき」、5色のきれいな貝殻と濃厚な味が特徴の志摩産「ヒオウギ貝」、有頭エビ、骨付きチキン、トマト水煮、米、タマネギ、ニンニク、パセリ、レモン、パプリカ、オリーブオイル、サフラン、塩、固形スープ、ミネラルウオーター。

 食材、調理器具など全て実行委員会が準備し、参加チームは仮装するなど、テーマを決めたチームカラーやさまざまな衣装でコンクールに臨み、大会を盛り上げる。中にはワインやビール持参で干物や肉を焼きながら祝杯をあげて参加するチームもある。

 審査は、ホテル志摩スペイン村(同)の総料理長や同パークに務めるスペイン人などが行い、味、色、見た目(材料の調和)と、パエリヤ料理に最も重要な「ソカレット(socarrat)=お焦げ)」をチェックしながら厳正な審査を行う。

 優勝チームには同ホテル宿泊券や的矢カキなどの副賞も。定員は50チーム(1組4人以内)。参加費は1チーム=8,000円。参加すると、1チーム6人まで(応援者2人まで入園可能)の志摩スペイン村入園パスポートが付き、応援者用に半額に近い割引券4枚(1枚で5人まで有効)も用意する。受付=9時30分~10時10分、開会式=10時15分~10時55分、調理時間=11時~12時30分。12時40分~審査を行い、その後閉会式。

 同事務局の田畑和誠(かずなり)さんは「4人チームで参加した場合、一人当たり2,000円。志摩スペイン村の大人のパスポート料金が4,800円なのでそれだけでも十分お値打ちなのがわかる。パエリアを作って食べ、みんなと仲良くなれるお得で楽しいイベント。まだ志摩スペイン村に来たことがない人や初めてパエリアを作る人に参加してもらいたい。奮ってご応募いただければ」と参加を呼びかける。

 申込締め切り日は、11月11日。問い合わせは同実行委員会(阿児町鵜方、TEL 0599-46-1112)まで。

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