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鳥羽商船の学生がスマホアプリ開発-パソコン甲子園モバイル部門でグランプリ

鳥羽商船の学生がスマホアプリ開発-パソコン甲子園モバイル部門でグランプリ

鳥羽商船の学生がスマホアプリ開発-パソコン甲子園モバイル部門でグランプリ

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 鳥羽商船高等専門学校(鳥羽市池上町)制御情報工学科3年の矢倉章恵さん、2年の中野友貴さん、1年の中村惇希さんの3人によるチーム「チームゆでたまご」が、11月9日・10日に開かれた「第11回全国高等学校パソコンコンクール」(通称パソコン甲子園)モバイル部門でグランプリ(優勝)を獲得した。

スマホをかざすと飛行機の発着情報などが確認できるアプリ「飛行記」

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 パソコン甲子園は、高校生(3年生以下の高専生)がパソコンを使ってプログラミング技術を競い合うコンクールで毎年、会津大学(福島県会津若松市)で行われている。エントリーは、「プログラミング」「モバイル」「いちまいの絵CG」の3部門。今大会には、プログラミング部門に566チーム1132人、モバイル部門に27チーム81人、いちまいの絵CG部門に562人の応募があった。

 モバイル部門競技では、アンドロイド(Android)搭載のスマートフォンを対象に、テーマに基づいた「夢のある」アプリケーション(アプリ)を企画・開発、その総合的なプロデュース力を競い合う。今年のモバイル部門のテーマは「インターナショナル」。

 同チームが開発したアプリは、上空を飛ぶ旅客機にスマホをかざすと発着空港などの情報が確認できるもの。旅客機までの距離が50キロ以内ならその方角にカメラ機能のあるスマホを向けると、画面上に便名、発着空港、出発時間を表示。国内線、国際線を問わず世界中を定期便として飛び回っている旅客機の情報を得ることができる。まだ一度も飛行機に乗ったことがない矢倉さんが中心となって開発、「飛行記(ひこうき)」と命名した。

 仕組みは、世界中の旅客機の飛行情報を提供する会社のサービス(有料)を利用、スマホの位置情報取得機能(GPS)を連動させ、現在地から旅客機までの距離、方角を計算し特定する。

 矢倉さんは「乗る機会のない飛行機を地上からいつも見上げていた。どこに行く飛行機なんだろう?と思いながら、一度は乗ってみたいというあこがれを持っていた。せめてどこに行く飛行機かわかれば楽しいだろうな」とアプリ開発のきっかけを話す。「国内の飛行機の情報が表示されることは確認できた。海外に行っても正確にアプリが機能するか、飛行機に乗って確認しにいきたい(笑)」とも。

 同チームは今後、飛行情報から航空会社のホームページへのリンクや空席・予約情報などを表示させるなど機能の充実や精度の強化、アイフォーン(iPhone)用などの開発を進め、ビジネスモデルを検証する。現時点での公開は未定。

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