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三重県立水産高校生と地元海女がアワビを放流 資源管理に貢献

三重県立水産高校生と地元海女がアワビを放流 資源管理に貢献

三重県立水産高校生と地元海女がアワビを放流 資源管理に貢献

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 三重県立水産高校(志摩市志摩町)の生徒と御座海女組合の海女が12月28日、同校生徒が陸上で育てたアワビ約150個を志摩町御座の波静かな入り江に放流した。

【その他の画像】三重県立水産高校の生徒たちが育てたアワビ

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 アワビの放流は、同校の水産製造・増殖科3年の奥本奈美さん、北村海仁(かいと)さん、平賀天兵さんの3人と同組合の海女2人の協力で実現。海女の山下真千代さんは「小さいサイズのアワビを放流しても魚の餌になってしまうので可能な限り大きく育てたアワビを放流した方が効果的。今回のアワビは大きいから期待できる」と説明する。

 今回の放流は、アワビの生存率を高めたいと思う海女たちのリクエストに同校が応えたもの。アワビの陸上飼育の効率的な育て方、低コストによる中間育成の方法などを調査研究するためのもので、同校の地域貢献と生徒たちの課題解決能力向上を目指している。

 今回放流したアワビは、4月に山下さんから稚貝約300個を譲り受けたもので、約15トンの水槽の中で生徒たちが約9カ月育てて大きくしたもの。約3センチのアワビは、大きいもので2倍以上になった。

 飼育を担当した奥本さんは「海水は海から組み上げたものをろ過して使用しているが、水温が上昇する夏場にアワビがよく死んでしまった。ストレスは生育にとても影響するので、できるだけストレスを与えないように掃除も優しくいたわるように行った。そのおかげで半分近くが大きく成長してくれた。自然の中でも更に大きく育ってほしい」と期待する。

 同校教諭で同部顧問の赤田仁典さんは「今回の取り組みは当校にとっても初めてのことでとても有難いこと。生徒たちは5年前から陸上でアワビを育ててきた実績があるので、さらに自信を付けさせるきっかけにしたいと思う。社会との関わりはとても大切なこと。さらに研究を進めていきたい」と話す。

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