伊勢神宮外宮にちなんだご当地「どんぶり」完成、「御饌丼(みけどん)」と命名

「外宮さんにちなんだどんぶりを創ろうプロジェクト」第1弾の「どん丼火(どんどんび)」。伊勢のご当地どんぶりの総称として「御饌丼(みけどん)」と命名。

「外宮さんにちなんだどんぶりを創ろうプロジェクト」第1弾の「どん丼火(どんどんび)」。伊勢のご当地どんぶりの総称として「御饌丼(みけどん)」と命名。

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 今年の新米を伊勢神宮に奉納する祭り=神嘗祭(かんなめさい)でにぎわう伊勢の街に、新たな伊勢の名物を作ろうと10月15日、新「どんぶり」が完成した。

「外宮さんにちなんだどんぶりを創ろうプロジェクト」第1弾の「どん丼火(どんどんび)」

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 新「どんぶり」は、伊勢商工会議所内に設置された「外宮さんにちなんだどんぶりを創ろうプロジェクト実行委員会」が中心となって今年「どんぶりコンテスト」を企画し、388件の応募の中から8月、審査の結果「レストランryu(りゅう)」(多気郡明和町)のオーナー小倉龍介さん考案の「どん丼火(どんどんび)」が選ばれた。

 同実行委員会は、伊勢の外宮にちなんだご当地どんぶりの総称として外宮前名物「御饌丼(みけどん)」と命名し、その第1弾として「どん丼火」を発表した。

 「御饌丼」として認められるためには、「伊勢志摩地方産の米を使用すること」「メーン食材は伊勢志摩地方産であること」「宮川もしくは五十鈴川の水を使用すること」「安心・安全な食材であること」「『おかげさま』の心で作ること」の5つの条件をクリアしなければいけない。

 「御饌」の名は、「御」=尊い大切な、「饌」=食べもの、という意味を持たせ、伊勢神宮外宮で毎日、朝夕2度神々に食事を提供する「日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)」が1500年間変わることなく続けられてきたことから命名したという。

 同16日からは市内の飲食店「岩戸屋参宮亭」(宇治今在家町、TEL 0596-23-3188)、「カフェレストウィング」(小木町、TEL 0596-36-3919)、「麺菜レストいちし」(一志町、TEL 0596-24-0809)、「い~菜」(岩渕、TEL 0596-25-3114)、「がってん食堂大島屋」(御薗町、TEL 0596-63-6885)で各店舗それぞれのオリジナル御饌丼が食べられる。「魚勘」(大世古、TEL 0596-24-3017)、「まめや」(宮後、TEL 0596-23-2425)の2店舗は準備中。

 同実行委員会の山本武士さんは「御饌丼をきっかけに、多くの人が伊勢神宮外宮に足を運んでいただければと思う。昔の人の知恵を大切に重んじ、『気』を『氣』と書いたように、『米』が心身のエネルギーの源であること、『いただきます』『ごちそうさま』と心から感謝を込めて唱えることが大切であることを再考して欲しい」と話す。

 12月には「御饌丼マップ」を発行予定。オリジナルの御饌丼を提供する参加店も募集中。

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