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赤坂で「ノーアルコールOK」の飲食店増える-震災きっかけに夜定食メニュー充実
(2011年04月30日)
3月11日の東日本大震災以降、赤坂の飲食街に「夜定食」を提供する店が増えている。
赤坂通り沿いに店を構える「仁屋」(港区赤坂5)は、震災後にランチメニューを夜の営業時間帯も提供するようになった。「震災直後は近所のスーパーやコンビニから食材や総菜がなくなり、夕食の準備に困る方が増えた。赤坂には飲み屋さんは多いが、お酒抜きで食事をできるお店が少ないという声も聞いたので、夜も定食を出すようにした」と同店。
メニューは、「国産牛の五寸鍋」(1200円)、「国産豚の辛味噌五寸鍋」(1000円)、「ぶっかけ!醤油だれカツ丼」(950円)など。いずれもランチ時と同価格で提供し、食事だけの利用でも歓迎する。
赤坂通り沿いの鉄板食堂「ザ マドイ グリル」(赤坂7)も「夜のランチメニュー」を980円から提供する。店頭の看板には「近隣の皆さまにおいしい夕飯をリーズナブルにお召し上がりいただけるように、通常のディナーメニューに加えランチメニュー同様のお食事メニューを『夜のランチ』としてご用意いたしました。色々と大変な毎日ではございますが、元気をつけてがんばりましょう」と掲げる。
このような動きについて、ノンアルコールカクテル協会(赤坂7)の代表を務める永井ジャンマークス典比古さんは、「社会的に若い人を中心にアルコール離れが進む中、今回の震災を機に飲酒を控え、飲み歩くのを自粛する人も増えた。また、健康に気をつかう人が増え、アルコールの摂取量をコントロールする人も確実に増えている。そのような状況から飲食店側の経営方針も変わってきている」と話す。「健康志向、不況、家飲み派の増加等で価格を抑えたノンアルコールビールの売れ行きが好調なことからも、夜でも食事だけの利用を歓迎する店は今後も増えるはず」とも。
アルコールを含まないビール風味の「ノンアルコールビール」は、2009年4月にキリンが「フリー」を発売して火をつけた。10年にアサヒとサントリーも参入し、全出荷量は約1000万ケースと倍増。今年3月にはサッポロビールも参入し大手4社が出そろった。「4月には流通大手のイオンが自社ブランドの『トップバリュ BARREAL アルコールフリー』を発売するなど、11年も前年比2~3割増ペースと高い伸びが期待されている」(永井ジャンマークス典比古さん)
ビジネスマンの多い赤坂では、打ち合わせを兼ねた飲食の際に「冴えた頭でアイデアをぶつけ合いたい」というニーズも多いことから、「食事だけの利用OK」「ノンアルコールビールあります」という飲食店が今後増える可能性もありそうだ。
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