今年10月末をめどに、志摩市横山展望台の第1展望台と遊歩道が新たに整備される。所管は、環境省中部地方環境事務所（名古屋市）。

　伊勢志摩国立公園内にある同展望台は志摩市の中心に位置し、標高203メートル。第1～第3の3つの展望台を遊歩道が結んでいるのが特徴。正面には、真珠の筏などが浮かぶリアス式海岸で有名な英虞湾が見渡せる。

　今年が伊勢志摩国立公園指定60周年にあたり、その記念イベントと第48回自然公園大会が11月8日9日に開催されることを機に、第1展望台に新たに展望塔を設置し、遊歩道の改修工事を同時に行っている。展望塔は屋根付きの2階建て。完成は10月末の予定。

　同事務所国立公園保全整備課課長の伊藤勇三さんは、「横山展望台は何度来てもその美しさに感動する。自然の中をゆっくりと歩きながら楽しみ、いつ行ってもワクワクとするような場所にしていければ」と話している。

横山ビジターセンター伊勢志摩国立公園協会