複合商業施設「VISON」（多気町）のダイニングホールが7月24日、食の美術館「AT CHEF MUSEUM（アット シェフ ミュージアム）」としてリニューアルしたことに合わせてミシュラン星付きシェフ7人を含む、全国有名店のスーパーシェフ18人が集結した。

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　「AT CHEF MUSEUM」は「シェフの料理が作品の美術館」というコンセプトのフードコート。シェフ監修による和洋中、スイーツ、ドリンクなど全18種類のメニューを用意。原材料には、三重県産の食材を使用し、三重の魅力をPRするガストロミーが体感できる空間となっている。「三重の食の聖地」を目指すという。

　18人は、「le sputnik（ル・スプートニク）」（港区）髙橋雄二郎さん、「焼鳥 市松」（大阪市）竹田英人さん、「慈華（いつか）」（港区）田村亮介さん、「Al che-cciano（アルケッチャーノ」（鶴岡市）奥田政行さん（奥田さんの代わりに鈴木伸矢さんが出席）、「賛否両論」（渋谷区）笠原将弘さん、「Bon Vivant（ボンヴィヴァン）」（伊勢市）河瀬毅さん、「昆布屋孫兵衛」（福井市）昆布智成さん、「はっこく」（中央区）佐藤博之さん、「Mont St.Clair（モンサンクレール）」（目黒区）辻口博啓さん、「Sommelier produce by Okoshi」（ソムリエ）大越基裕さん、「Restaurant PAGES（レストラン パージュ）」（フランス）手島竜司さん、「An Di（アンディ）」（渋谷区）内藤千博さん、「露庵温味（ろあんあたたかみ）」（菰野町）中上貞明さん、「RESTAURANTE VASCU（レストラン バスク）」（函館市）深谷宏治さん、「Restaurant MOTOI（レストラン モトイ）」（京都市）前田元さん、「Osteria lucca（オステリア ルッカ）」（渋谷区）桝谷周一郎さん、「なすび亭」（渋谷区）吉岡英尋さん、「No Code（ノーコード）」（港区）米澤文雄さん。

　オープン初日は18人のシェフたちのほかに、テレビドラマ「高校生レストラン」のモデルになった相可高校（多気町）食物調理科の生徒も、インターンとして調理補助を行った。開会式では、同施設の立花哲也社長、廣田恵子三重県副知事、久保行央多気町町長のあいさつの後、笠原さんが「同時に日本を代表するシェフの料理が食べられる場所ができたら、とVISONオープン前からの構想していてようやく実現した。来年の夏にはもっとスーパーシェフたちを集めて『夏フェス』をしたい」とオープンまでの経緯、意気込みを話した。

　オープン早々に入場した千葉県在住の岩間徹夫さんは「有名なシェフの料理が食べられると聞いたので、千葉からやってきた。手島シェフや深谷シェフの料理を注文していただいた」と話す。

　同施設内の農園レストラン「NOUNIYELL（ノウニエール）」料理長を務め、相可高校食物調理科17期卒業生の北村ふくさんは「テレビや雑誌で見るすごいシェフたちが一堂に集まることもすごいが、調理をしてくれる様子を直接見ることができてとても勉強になる。メニューになった料理はどれも素晴らしいのでぜひとも足を運んでほしい」と呼びかける。

　料金はチケット制で1品が食べられるチケットが3枚つづりで2,000円。営業時間は11時～17時。