暮らす・働く

グラウンドに本物の早苗使い田植え、伊勢神宮別宮の「御田植祭」の練習で

グラウンドに本物の早苗使い田植え、伊勢神宮別宮の「御田植祭」の練習で

グラウンドに本物の早苗使い田植え、伊勢神宮別宮の「御田植祭」の練習で

  • 0

  •  

 6月24日に執り行われる伊勢神宮内宮の別宮「伊雑宮(いぞうぐう・いざわのみや)」(志摩市磯部町)の祭り「御田植祭」の本番に先立ち同22日、穴川公民館(同)のグラウンドで当日に向けた祭りの練習となる「大馴(おおならし)式」が行われた。

伊勢神宮・伊雑宮の御田植祭、白い衣装に赤いたすきがけの早乙女

[広告]

 同祭は、香取神宮(千葉県香取市)と住吉大社(大阪市住吉区)の御田植祭とともに日本三大御田植祭の1つに数えられる。今年は、一時途絶えていた「御田植」を1882(明治15)年に再開してからちょうど130年目にあたる。

 祭りは磯部9地区の人々により7年ごとの輪番制で奉仕され、今年は穴川地区が担当する。主役を務める子どもたちは、38日間ほぼ毎日練習をこなしてきた。この日は神宮司庁や志摩市長らが見守る中、本番以上に真剣な面持ちで、化粧し衣装を身につけ一連の動作を時間割通りに進め、神田に見立てた同公民館のグラウンドに本物の早苗を使い田植えを行った。

 裸男が大きな団扇のついた忌竹(いみだけ)を奪い合う「竹取神事」や赤い衣装の倭姫命が田舟に乗り田楽を奏でながら、白い衣装に赤いたすきがけの早乙女たちによる「御田植神事」、各地区ごとに伝わる歌に合わせて踊る「踊込み」などが見どころ。 

 同24日の祭りは、10時から始まり17時ごろ終了する。最寄りの駅は、近鉄上之郷駅。会場付近には駐車場がない。

伊勢志摩経済新聞VOTE

現在お住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース