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伊勢の創作ビストロ「ミルポワ」、ディナーでもおひつにライス-その理由とは?

伊勢の創作ビストロ「ミルポワ」、ディナーでもおひつにライス-その理由とは?写真はオーナーシェフの岡田新太朗さん

伊勢の創作ビストロ「ミルポワ」、ディナーでもおひつにライス-その理由とは?写真はオーナーシェフの岡田新太朗さん

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 今年4月にオープンした創作ビストロ「ミルポワ(mirepoix)」(伊勢市岩渕、TEL 0596-63-8996)が、ライスをおひつに入れて提供している。

創作ビストロ「ミルポワ」1,200円のランチメニュー

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 オーナーシェフの岡田新太朗さんは「店名の『ミルポワ』は、フランス語でブイヨンなどを作るときに入れる香味野菜のこと。旬の食材を引き立たせる役割を担う。店名には、この店で食材を提供してくれる生産者や来店してくれたお客さまを引き立たせることができるように――という思いを込めた」と話す。「僕はあくまでも脇役。漁師やハンター、農家たち生産者がもっと前に出るような料理を提供できれば」とも。

 米は、同市内在住の宇野充浩さんが作るこだわりのコシヒカリ。こだわりの紅茶は茶農家の中村稔さんから仕入れている。岡田さんは「ライスをおひつに入れる理由は、昔ながらの木のおひつが最後までおいしく食べてもらえるという機能性と、洋食店なのに和のおひつにライスが入っていることに驚き、米・生産者がクローズアップされ興味を示してもらえるように」と打ち明ける。

 ランチメニューは1,200円~、ディナーは2,800円~。伊勢志摩で取れた魚介類、地元農家、自ら作る野菜、肉類など供給可能なものは全て地元産にこだわる。

 岡田さんは大阪で働いていたころ、ただ安く仕入れることだけを考えて、生産者のことを全く考えていなかったことを反省し、昨年3月、生産者のことを知ろう、子どもたちに伝えようと「地休人(ちきゅうじん)」を仲間たちと結成。子どもたちや仲間と田植え体験などを行っている。

 営業時間は11時~14時、18時~22時。火曜定休。

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