女性客に人気の志摩の飲食店「キッチンカフェ036（マサロ）」が伊勢に移転し、昨年10月、「ビストロカフェ036 a Life（マサロ ア ライフ）」（伊勢市藤里町、TEL 0596-27-1036）として新たにオープンした。店舗面積は約60平方メートルで、テーブル5卓16席、カウンター2席の計18席。

「ビストロカフェ036 a Life」店内

　オーナーシェフの石原正浩さんが考える「美と健康を意識したオリジナル料理」をメーンに志摩で5年間営業を続けてきた同店。店名の「036」はオーナーの名前「マサヒロ」から取ったもので、コンセプトはそのままに、新たに「この地でずっと、一生」「命」「生活（の一部）」などの思いを込め、「a Life」を加えた。閑静な住宅街の木々に囲まれた店舗は、白の外壁を基調に、イギリス・バース近郊で1940年代建築の家の扉を玄関に取り付けた新築。店内はアンティークな家具を使い、フロアは段差をつけた2重構造に仕上げた。

　ランチは、志摩で人気だったメニューをさらにブラッシュアップさせた。前菜、スープ、4種類の中からチョイスするメーン料理、伊賀産のコシヒカリを使用した九穀米などに、有機栽培コーヒーやオーガニック大麦コーヒーなどのドリンク類とデザートの盛り合わせが付く「健康036のお昼ごはん」（1,480円）を提供する。

　ディナーは、1,780円、2,480円、3,150円の3つのコース料理を用意。鳥羽市桃取産のカキや志摩産の白身魚など、できる限り地の安心・安全食材を、野菜はオーナーの義祖母が同店近隣の畑や山で作る無農薬のものを、それぞれ使う。

　その他のメニューは、地元伊勢の蓮台寺（れんだいじ）柿の葉茶、有機栽培コーヒー（360円）、大麦コーヒー（340円）、豆乳ラテ（420円）、紅茶（380円）など

　「当店の料理は油をほとんど使わない。安心しておなかいっぱいになって食事を楽しんでいただきたい」と石原さん。「今のところシーズンごとにメニューを変えていく予定で、3月には新しいメニューになる。現在は、肉の食感が楽しめる大豆ミンチを使ったメニューを思案中」とも。

　営業時間は11時30分～14時（ランチ）、14時～16時30分（ティー）、17時30分～21時（ディナー）。木曜・第2水曜定休。