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カキフライの香りする自動車-再生油BDFを使い春の伊勢路走る
(2009年03月16日)
「的矢かき」「浦村牡蠣」など全国的に有名なカキの産地で知られる伊勢志摩に、ほんのりとカキフライの香りを漂わせながら走る自動車が、菜の花で満開の春の伊勢路を走行している。
カキフライの香りを漂わせながら走る自動車の正体は、冬から春先にかけてプックリと大きな身を付けるカキを、フライ料理にする際に使用する天ぷら油の廃食油を精製してできるバイオ・ディーゼル燃料(BDF)を給油した自動車。
「カキフライの廃食油の量が多くなるのは、カキの身が最も大きくなりおいしくなる年明けから今にかけて。カキ好きの人がこの時期に多く食事や宿泊に来てくれるからでは」と説明するのはBDFの精製プラントを持ちリサイクル・リユース事業に積極的な山本建材(志摩市阿児町立神)の山本和宏社長。
廃食油の回収先である的矢かき料理専門・旅館「橘(たちばな)」(磯部町的矢)では200リットルのドラム缶が1~2週間で一杯になる。同館のおかみ・森本みつよさんは「これまで固形化したりして可燃ゴミとして捨てていたが廃油の回収を2年位前からしてもらえるようになり、とても助かっている。これまでゴミとして捨てていたものが再利用できしかも環境にも優しいBDFとして生まれ変わることは気持ちの上でも気分がいい」と話す。
山本社長は「カキの産地だからこそ。季節を感じる香りとしていつまでも(カキの産地として)定着してほしい」とも。同社は昨年7月同市阿児町神明自治会と協働で、「使用済み天ぷら油回収事業」の一環で精製したBDFを使用したトラクターで耕運作業を行い、約2ヘクタールのコスモス畑を満開にしている。
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