子どもを体内で育て産むアカエイの群れ、志摩・国府浜海岸に-「出産」のためか?

国府海岸の水門近くで、全長1メートルのアカエイ7匹の群れを確認。写真は1匹だけ砂に閉じこまれて身動きができなくなったアカエイ。

国府海岸の水門近くで、全長1メートルのアカエイ7匹の群れを確認。写真は1匹だけ砂に閉じこまれて身動きができなくなったアカエイ。

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 8月、28年ぶりに「第44回全日本サーフィン選手権大会」が開催される志摩市阿児町の国府海岸の水門近くで、全長1メートルのアカエイ7匹の群れが確認された。

アカエイが水門近くで群れているため、肉眼でも間近に観察する事ができる。

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 同海岸は、白い砂浜が約3キロメートル続く遠浅の海岸で、サーフィンに適した波が1年中発生することからサーフポイントとしても有名。良質の砂地とハマダイコンやハマヒルガオ、ハマボウフウなど自生する野生植物と、ボランティアの人たちによる海岸の清掃活動が行き届いていることから生態系も維持され、アカウミガメの産卵地としても毎年産卵記録が残る。今年も4カ所で既にアカウミガメの産卵跡が確認されている。

 アカエイは、トビエイ目アカエイ科に属し、大きなヒレが特徴で尾に毒のとげを持つ。卵胎生(らんたいせい)でメスは卵を体内でふ化させ、浅海で稚魚を「出産(ふ出)」するという。

 アカエイの群れは、同海岸のちょうど中央に位置する水門入り口に群れを成しておとなしく泳いでいるところを近隣の住民が発見したもの。

 全長2.4メートルのホシエイの飼育もする志摩マリンランド(志摩市阿児町神明)研究員の里中知之さんは「アカエイはこの時期、繁殖時期になると浅海や汽水域までくることがあるので、恐らくそのためにやってきたのでは」と説明。一方で「アカエイはしっぽに猛毒を持つので踏みつけたりして刺されないように」と注意を呼びかける。

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