伊勢で撮影された映画「半分の月がのぼる空」を伊勢で上映すること

伊勢に唯一残る映画館「伊勢 進富座」で映画「半分の月がのぼる空」の地元試写会。映画「半分の月がのぼる空」実行委員会メンバーが映画を盛り上げるために挨拶。

伊勢に唯一残る映画館「伊勢 進富座」で映画「半分の月がのぼる空」の地元試写会。映画「半分の月がのぼる空」実行委員会メンバーが映画を盛り上げるために挨拶。

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 「映画館のある街で、いやもっと言い換えると、映画館が残る街で、撮影され完成した映画が、その街の映画館で上映され鑑賞できるということは、奇跡に近い」と話すのは、映画「半分の月がのぼる空」実行委員会委員長の山本雅則さん。

映画「半分の月がのぼる空」で、ツンデレ娘「里香」を演じる「ポッキー娘」の忽那汐里さん。

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 伊勢市に唯一残る映画館が「伊勢 進富座(しんとみざ)」(伊勢市曽祢、TEL 0596-28-2875)。「進富座」は、昭和初期に芝居小屋から始まり、戦後1953(昭和28)年から映画館として営業を開始した。屋号を「伊勢東映」「レック」と変更、一時休館した時代もあったが、2002(平成14)年、現在支配人の水野昌光さんが、屋号を「伊勢 進富座」に戻し復活させた。本館(120席)と別館(48席)の2館を運営する。

 日本の映画館は、日本映画製作者連盟によると、ピーク時の1960年にはスクリーン数で7,457、延べ入場者数約10億人以上だったが、テレビやビデオ、DVDの普及などの影響により1993年には1,734、延べ入場者数約1億3千万人まで激減した。現在ではシネマコンプレックス(シネコン)の開業で、2009年には3,396(うちシネコン2,723)、延べ入場者数約1億7千万にまで回復している。

 伊勢市出身の作家・橋本紡(つむぐ)さん原作で、伊勢を舞台に展開する恋愛ストーリー「半分の月がのぼる空」(略して「半月」)が、昨年5月に全編を伊勢市とその周辺で撮影し映画化された。監督には「60歳のラブレター」を撮った深川栄洋(よしひろ)さん、キャストには、池松壮亮(そうすけ)さん、忽那汐里(くつなしおり)さん、大泉洋さんらが出演し、4月3日から全国ロードショーが決定している。

 その伊勢で撮影し完成した映画「半月」が、伊勢に唯一残る映画館「伊勢 進富座」で3月27日から先行ロードショーを行う。同館の水野さんは「完成した映画は生まれたばかりの赤ちゃんと同じ。成長させるには見てあげることが肝心。少しでも多くの人に見てもらい大きく育てたい。伊勢で撮影された映画を上映できることはとても素晴らしいこと」と話す。

 山本さんは「4月3日の全国ロードショーに先立ち、3月27日から行われる伊勢での先行ロードショーの入場者数や見た人の感想、口コミが、今後の全国でのロードショーの動員数に影響する。伊勢のためになればという思いで、地元伊勢で撮影され完成した映画をぜひとも地元で見ましょう」と訴える。「(恐縮ながら)試写会で先に映画を見たが、撮影に関わったという思い入れを抜きにして客観的に映画を見ても、感動するいい映画だと思うので、純粋に多くの人に見てほしい」とも。

 進富座での「半月」の上映は、10時45分~毎日3~4回(4月24日~29日は2回)、期間は、3月27日~4月29日を予定。金曜休館。現在、進富座限定の前売りチケットを1,000円(当日券=1,700円)で販売中。

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