賢島に本校がある代々木高校（志摩市阿児町）3年・篠優希さんが、8月19日から21日にかけて霞ヶ関カンツリー倶楽部（埼玉県川越市）で行われていた「日本ジュニアゴルフ選手権競技」男子15歳～17歳の部で、7打差をはね返し見事優勝した。

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　今年で21回を数える同大会は、日本ゴルフ協会が主催するもので日本オリンピック委員会（JOC）のジュニアオリンピックカップとして位置付けられている。男女それぞれ15～17歳、12～14歳の2部門に分かれ3日間のトータルスコアでジュニアゴルフ日本一を決定する。これまでの大会優勝者にはプロで活躍する池田勇太さんや石川遼さん、横峯さくらさん、宮里藍さんら、そうそうたるメンバーが名を連ねる。

　今大会で篠選手は、初日68打3アンダー、トップと1打差で4位タイ、2日目72打1オーバー計2アンダーでトップと7打差で6位タイ、3日目最終日66打5アンダートータル206打7アンダーの成績で、1位との差が7打もあったにもかかわらず逆転優勝を果たした。

　同校ゴルフ部監督で石川遼選手を育てた指導者としても知られる吉岡徹治さんは「教え子の優勝は2007年の石川遼以来の8年ぶり。とてもうれしい」と祝福する。篠選手は「まさか7打差を逆転できるとは思わなかった。高校最後の年にアマチュアビッグタイトルが取れてうれしい」と話す。

　現在、同部には男子6人、女子5人が所属。全米女子プロゴルフ協会（LPGA）公式戦「ミズノクラシック（今年から「TOTOジャパンクラシック」に改名）」が開かれている賢島カンツリークラブ（志摩市阿児町）で高校のスクーリングを兼ねてゴルフ合宿を行っている。